昭和48年 四六判 P306、336 各巻カバースレ、背ヤケ大、内側時代シミ多 小口ヤケ、シミ汚れ 第一巻カバー上端欠損、遊び紙少汚れ、裏遊び紙剥がし跡
【一】
カバー上端一部欠損 遊び紙少汚れ、裏遊び紙剥がし跡
目次:
はしがき
正岡子規
{子規臨終の絶唱/鶏頭の句/偉大な生涯/子規秘話/子規の俳句/政治家子規}
高浜虚子
{虹の世界/俳壇の大御所/虚子の代表作/丸ビル進出/教祖虚子/俗物虚子/芭蕉以後の第一人者}
渡辺水巴
{きっすいの江戸っ児/父ゆずりの名人芸/下町俳人/随筆の名人/水巴の世界/酒徒水巴}
飯田蛇笏
{強烈な個性/頑固一徹/人間臭い作品/芥川と蛇笏/蛇笏の悲劇/壮美だったその生涯}
久保田万太郎
{世話も俳句の達人/俳句の師弟/人情家万太郎/名人気質/俳句の鬼/晩年に掴んだ幸福}
杉田久女
{天才肌の女流/女流第一人者/慈母として/豊艶無比/秋冷いたる//山ほととぎす/菊枕/不滅の俳人}
日野草城
{新境地を開く/抜群の秀才/驚くべき老熟ぶり/ミヤコホテル旋風/草城の功績/諸人旦暮の詩}
中村草田男
{永遠の青年/結婚礼賛・人生賛歌/知識人の危機感}
加藤楸邨
{誠実、正直が身上/鮟鱇のような男/激情の人/愛国、憂国の詩人/妻恋俳句/動乱期の俳句}
石田波郷
{鶴のごとく/俳句少年/リリシズムの俳人/青春の自負と不安/不敵な作家魂/人生かなしみの表白/時代精神を諷詠}
西東三鬼
{新興俳句の旗手/俳壇随一の色事師/弾圧事件/永遠の青年/俳句の鬼/癌との戦い}
橋本夢道
{毛色の変わった俳人/甘いもの屋経営/妻恋俳句/セクシー俳句/月島の詩人}
【二】
目次:
はしがき
夏目漱石
{危篤におちいる/忠実な門弟/文人俳句の第一人者/俳人のなかの小説家/われ生き得たり/漱石の出身/松山・熊本時代/漱石の二つの顔}
芥川竜之介
{芭蕉に傾倒/絶大の自信/病的な感覚/リズムの美しさ/火花のごとくに/芥川の絶唱}
原石鼎
{第一期黄金時代/吉野山の作品/医者を志す/危険人物/再度の上京/妓買はむ/かな女が見たし濃山吹/新婚生活/石鼎と秋桜子/羽化登仙の境/偉大であったその生涯}
富安風生
{晩年の大傑作/俳句に憑かれて/役人生活と訣別/世評高い名作/虚子のおとぼけぶり/旅の句/虚子一辺倒/俳句史に残る名句/恐るべき老人}
水原秋桜子
{吟遊詩人/俳句結社と相撲部屋/『ホトトギス』脱退/虚子の絶対/性ゆらぐ/秋桜子の独り相撲}
阿波野青畝
{『万両』の世界/生家の環境/虚子門に入る/客観写生あるのみ/石鼎と泊月/青畝の世界/名作の数々/葛城の青畝/老優の名舞台}
中村汀女
{女流第一人者/俳句を茶の間へ/天成の美貌/才気煥発/横浜時代/俳句史上の存在/男まさり/環境とともに}
川端茅舎
{花鳥諷詠真骨頂漢/父からうけた芸術家の血絵と俳句/天成の俳人/茅舎浄土/最後の生命の燃焼}
松本たかし
{才子多病/芥子の花/松本家の浮沈/能役者の家庭/俳句のパトロン/藪の中の家/芸術上の貴公子/ 幻想の金魚/最盛期のたかし/暗い谷間の時代/たかしと茅舎/女人遍歴/五家宝物語/死に花を咲かす/壮美だった生涯}
種田山頭火
{脱都会の実践者/母の自殺/孤独をもとめて/骨肉の情/泥酔の人生/乞食生活の記録/酔中野宿/玲瓏たる俳句}