1987年 A5判 P168 全体に上角折れ跡 表紙スレ、少汚れ、背ヤケ 小口からページ端にかけてヤケ、少汚れ
目次:
【連載詩】スカンピンのカラマワリ(飯島耕一)
【作品】
気まぐれ まぐれ 気まぐれ(高橋睦郎)
出さなかった手紙(清水昶)
隻語抄(大野順一)
―追悼 澁澤龍彦―
【追悼詩】休息(吉岡実)
【追悼】
少年のおもかげ永遠に(大岡信)
自由人・澁澤さん(池内紀)
澁澤龍彦とのこと(東野芳明)
眠る人の(平出隆)
光の世界に憩う澁澤龍彦と頻伽(作品・表紙コラージュ)(野中ユリ)
夢の宇宙誌(大野一雄)
―追悼 野田理一―
夏日茫々 ―野田理一の死をめぐって(衣更着信)
―特集 現象的六○年代詩を「凶区」に読む―
【討議】パンドラの便を開いた者は誰か?(天沢退二郎、菅谷規矩雄、鈴木志郎康、渡辺武信)
【論考】
「凶区」の印象私記 ―書簡体で(北川透)
専門家は保守的だ(清水昶)
ささやかな感情教育(金井美恵子)
君が好きだ(荒川洋治)
「凶区」あるいは一九六○年代の思想的ゼロ準位(菅谷規矩雄)
「凶区」的六○年代詩論覚書(野沢啓)
六○年代詩人の功罪 ―詩誌 凶区」の時代感覚(横木徳久)
【資料】「凶区日録」抄 ’64年〜’70年
【詩誌・詩書対談】七○年以降、詩はどう変わり、八○年代の詩は何を求めて、書き継がれているのかを考える(吉田文憲、城戸朱里)
【新連載 ―南島呪謡論1】言問ふ世界(谷川健一)
【連載】
境界の悪意 手帖時評(天沢退二郎)
大正十一年の民衆詩論争 現代詩学講座・第7講(岩成達也)
水が水を見る 江戸的絶望のすすめ―その1『春雨物語』(田中優子)
了解を基礎づけるもの(上) 吉本隆明論IV(神山睦美)
【新人作品選評 ―綴れ織り】
“根”と”芽”のこと、など……第一折(藤井貞和)
全体から部分へ、部分から全体へ 第二折(阿部岩夫)
さわやかなことばが読みたい 第三折(鈴木志郎康)
【新人作品,9月の作品】
(山本伸一、篠原和子、内山泰一、森幹枝、井上すず、大岩晴美、楢館晴子、小林泰子、江口透、入葉さやか、小泉魔理恵)
【クリティック】
LITERATURE 文学研究のポスト・モダン 前田愛のレトロ感覚(絓秀美)
FACT 〈他人〉になった三浦さん 「非従属の意志」あるいは無責任なウワサ(山崎哲)
THEATER 堰き止められ彎曲する時間 プロジェクト・ナビ「DCCK SOAP」ほか(芹沢俊介)
MUSIC 時代を手探る“レトロ”サウンド 柳ジョージ・コンサート(米沢慧)
ART 世界の〈全体〉へ向けて モドリアン展(高島直之)
PRESS テクノロジーの曲り角 「AZ」発刊(福井憲彦)
FAMILY ハイテク・ファミリー(小浜逸郎)
COMIC 子供の時間 『ぼのぼの』いがらしみきお著(中村ひろ美)
ECONOMY 大恐慌は来る、か(佐伯啓思)
CONCERT 硬いパズルの成果 「スタートルド・インセクト」公演(さとう三千魚)
ADVENTUR 象徴的な二つのエベレスト登山(長谷川恒男)
BOOKS 奇妙な学の試み 『聖社会学』(丹生谷貴志)
BOOKS 詩がわたしたちを見つめている 『ゼルマの詩集』(吉田加南子)
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