昭和9年 A5判 P241 函欠裸本 全体に経年によるヤケ、時代シミ、汚れ 背上下端欠損
旧字旧かな遣い
西洋と東洋の骨相・人相学を紹介、比較することを眼目に、社会心理学者ウエルスの骨相学論、人類学者マンテガザの人相学、中国の希夷陳・許負による人相学を紹介する。
目次:
【西洋骨相学(ウエルス著】
第一節 序言
第二節 諸器関と其の機能
一 男女性(アマテブネス)異性間の愛/二 結婚性(コンジュカリティ)終世の結合愛/三 慈愛性(ピアレンタルラブ)子孫や家畜に対する愛/四 友愛性(フレンドシップ)友人及び社会に対する愛/五 居宅性(インパビテブネス)家庭や国に対する愛/六 持続性(コンテニイティ)一時に一事を継続遂行する性/七 生命性(ヴィタデブネス)生命の愛情と執着/八 抵抗性(フォーテチュド又はコムバテリネス)抵抗力と勇気又は争闘/九 破壊性(デストラクテブネス)遂行力/十 飲食性(アリマンテブネス)嗜食や飢/十一 営利性(アクイジテブネス)蓄積と倹約又は財産性/十二 秘密性(セークレテブネス)慎重と権謀/十三 警戒性(コーシャスネス)要慎と警戒/十四 名誉性(アプロバテブネス)野心と賞讃浴/十五 自尊性(セルフ、エステーム)自尊、独立心、威厳/十六 強硬性(ファームネス)決心、執着、意思の頑強/十七 正義性又良心性(ジャステス又はコンセンシャネス)誠実、正義愛好/十八 希望性又は理想性(ホープ又はアイデア)予期、事業欲/十九 神秘性又は霊妙性(スピリチュアリティ又はウンダー)直感神秘の信仰/二十 会崇性(パナレーション)神聖なものに対する会崇又長上への会教/二十一 仁恵性(ベネボレンス)親切、同情、慈善/二十二 造構性(ニンストラクテブネス)器械的、天性技巧/二十三 美麗(ビューティフルネス)好美趣味純潔/二十四 広大性(サブリミティ)雄大の好愛/二十五 模擬性(イミテーション)写生、物まね/二十六 諧謔性(マースフルネス)滑稽鑑賞機智又は滑稽性/二十七 個体性(インディビデュアリティ)観察/二十八 形状性(フォーム)形の記憶、人の顔の記憶/二十九 大小性(サイズ)大小を認識する性能/三十 軽重性(ウエート)均衡、攀ぢ登り/三十一 色彩性(カラー)色の認識力と好愛性/三十二 秩序性(オーター)秩序好き/三十三 計数性(カルキュレーション)/三十四 位置性(ロカリティ)場所や場面の記憶/三十五 事実性(エベンチュアリティ)時日や境遇の記憶/三十六 時間性(ダイム)時間、看念/三十七 音調性(チューン)音調感、音楽好き/三十八 言語性(ラングウェージ)思想の発表、言語の記憶/三十九 推因性(カウザクティ)推因/四十 比較性(カムパリソン)比較/四十一 直感性又は人間性(インチュイション又はユーマンネーチュア)性格や動機の識別/四十二 調和性(アグリーブルネス)愉快性
【人相学と表情(米マンテガザ著)】
序言
第一章 人間の顔(ヒューマンフェース)
第二章 顔の諸容貌
一 顔/二 眼と眉毛に睫毛/三 鼻/四 口及び唇/五 顎(チン)/六 頬/八 耳/九 歯/十 髪/十一 髭髯/十二 黒子(モールズ)/十三 皺(ウリンクルス)
第三章 表情
第一節 人間の顔の善悪の直覚的判断
第二節 人間の顔の智的価値、利巧か馬鹿かの判断批判
【人相と頭相(支那希夷陳及び許負)】
第一章 人相
一 面/二 眉/三 目と達摩の七相及び五相/四 山根/五 鼻/六 耳/七 人中/八 唇/九 口/十 歯/十一 舌/十二 髷/十三 項/十四 人の八相を観るの法/十五 富相を相す/十六 貴相を相す/十七 貧相を相す/十八 孤苦の相を相す/十九 寿相を相す/二十 夭相を相す/二十一 額部を相す/二十二 額部の紋及びその他面上の紋/二十三 髪/二十四 黒子総編/二十五 頭面の黒子を相す/二十六 斑点
第二章 頭相
一 頭を相す/二 枕骨を相す/三 骨折を相す
附録 犯罪型の研究梗概/批判