1973年7月号 22.1×29.0 P202 表紙ヤケ、少イタミ、折れ跡 小口からページ端にかけてヤケ
目次:
【創刊第十周年記念特大号 古事記の謎を探る】(監修・文:松本清張 写真:篠山紀信)
筑紫の日向 霧島高千穂峰・新田神社・霧島神宮・日向灘・隼人塚・宗像大社(ご神宝・沖ノ島)・竹原古墳・志賀海神社 ―日本神話の一つのピーク天係降臨及びそれに続く日向三代の話は、九州を舞台として語られる
出雲の神々 出雲大社(本殿・大注連縄)・斐伊川・八重垣神社(稲田姫壁画・佐久佐女の杜)・神魂神社・加賀の潜戸・稲佐浜 ―巨大な大社と、雄壮な国引き神話を伝える「風土記」は、ここに拠った出雲族の強大さを物語る
大和と伊勢 橿原神宮・吉野連山・高鴨神社・石上神宮・崇神天皇山辺道勾岡上陵・伊勢神宮内宮正殿・石舞台古墳・三輪山・天武持統合葬陵 ―大和入りした神武天皇は橿原に宮居。やがて神話から歴史へと国のあけぼのの時がおとずれる
グラビア・ルポ 古代日本を訪ねて 全国『古事記』めぐり
特集随筆
古墳文化と「古事記」(森浩一)
伊勢神宮と出雲大社の起源(村上重良)
朝鮮語と「古事記」のことば(安本美典)
「古事記」神話の系譜(松前健)
今月の人 鷹司和子 伊勢神宮遷宮祭臨時祭主(写真:田平嘉男)
特集ガイド 古事記之地図(絵:赤坂義樹)
世界の旅 古代朝鮮の美を求めて(文:安宇植 写真:吉岡攻)
新連載
インド東南アジア舞踊紀行 悠久な古代のリズム インドのバーラタ・ナティヤム(光吉夏弥 写真:芳賀日出男
七月の雲(岸川衿子 写真:伊藤洋三)
さあーナニを食おうかな 実直一筋 貧乏な王侯の群 新宿西口食堂街(東海林さだお)
日本土俗神探訪7 銭洗い弁天 神奈川県鎌倉市扇谷(絵:水木しげる)
骨董夜話 古九谷・梅花鶯文皿(写真と文:土門拳)
衣裳を垂れて天下治まる7 地球のひも ベルトレスという中心喪失のズボン(草森紳一)
悪夢の骨牌7 緑の唇(中井英夫 絵:建石修志)
小説絵巻 第三十七回 「末摘花その五」 舟橋聖一 源氏物語(舟橋聖一)
太陽の眼
今月の日本(柴田翔)
書評(長田弘/桐島洋子/小林信彦/後藤明生)
演劇(鈴木いづみ)
美術(谷川晃一)
音楽(山本直純)
写真(吉増剛造)
テレビ(上野昂志)
映画(磯田光一)
太陽ドライブ・ガイド 句碑紀行=伊豆・伊東 荻原井泉水(加藤郁乎 拓碑:早稲田文学碑拓本の会)
第十回太陽賞発表/太陽賞『衝撃の町』(古林洋)/準太陽賞『ANOTHER ONE』(高木松寿)