内田百僚言 全24巻揃 ちくま文庫

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2002〜04年 文庫判 全巻帯付(巻により背ヤケあり) カバー僅スレ、背僅ヤケ 第1巻カバーキズ 第6巻背上端少破れ

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新字現代仮名遣い

【1 阿房列車】2002年1刷 P390 帯・カバーキズ

“百寮萓犬函¬鬚卜たない旅に出る。”(帯文)
“「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。昭和25年、百聞先生は旅に出た。道づれはヒマラヤ山系なる茫洋とした男。役に立つこと、ためになることはひとつもせず、借金まみれなのに一等車に乗り、妙に現実ばなれした旅はふわふわと続く。上質なユーモアに包まれた紀行文学の傑作。”(カバー裏紹介文)
目次:
特別阿房列車/区間阿房列車/鹿児島阿房列車 前章/鹿児島阿房列車 後章/東北本線阿房列車/奧羽本線阿房列車 前章/奥羽本線阿房列車 後章/雪中新潟阿房列車/春光山陽特別阿房列車
解説(和田忠彦)
雑俎(平山三郎)

【2 立腹帖】2002年1刷 P322

“汽車が好き、旅が好き。他人の立腹見るのも好き”(帯文)
“東京駅の一日駅長になった百寮萓検「規律ノ為ニハ。千噸ノ貨物ヲ雨ザラシニシ。百人ノ旅客ヲ轢殺スルモ差閊エナイ。本駅ニ於ケル貨物トハ厄介荷物ノ集積デアリ。旅客ハ一所ニ落チツイテイラレナイ馬鹿ノ群衆デアル。」危ない訓示に始まる珍妙な一日を描く「時は変改す」など、鉄道にまつわる楽しい随筆を集める。”(カバー裏紹介文)
目次:
見送り/一等車/立腹帖/旅愁/風稿録/曾遊/官命出張旅行/非常汽笛/汽笛一声/一等旅行の弁/鉄道館漫記/荒手の空/小列車/通過列車/初乗り/夜汽車/寝台車/洋燈と毛布/乗り遅れ/戻り道/その時分/先年の急行列車/列車食堂/関門/れるへ/時は変改す/九州のゆかり/偽物の新橋駅/八代紀行/千丁の柳/沿線の広告/臨時停車/車窓の稲光り/阿房列車の車輪の音/逆撫での阿房列車
解説(保苅瑞穂)
阿房列車の留守番と見送り(中村武志)

【3 冥途】2002年1刷 P338 カバー僅スレ

“あまりに曖昧、あまりに精緻。”(帯文)
“「高い、大きな、暗い土手が、何処から何処へ行くのか解らない、静かに、冷たく、夜の中を走っている」(冥途)
意識と無意識のあわいに立ちのぼる奇妙な風景。無気味なようで、可笑しいようで、心もとないようで。曖昧な夢の世界を精緻な言葉で描く、表題作をはじめ「旅順入城式」など特異な百里両説33篇。”(カバー裏紹介文)
目次:
冥途/山東京伝/花火/件/道連/豹/尽頭子/流木/柳藻/白子/短夜/蜥蜴/梟林記/大宴会/波頭/残照/旅順入城式/大尉殺し/遣唐使/鯉/流渦/水鳥/山高帽子/遊就館/昇天/笑顔「昇天」補遺/蘭陵王入陣曲/夕立鰻/鶴/北溟/虎/棗の木/青炎抄
解説(多和田葉子)
芥川龍之介による同時代評

【4 サラサーテの盤】2003年1刷 P325 帯背少ヤケ

“洗練の極 ニュアンスの極”(帯文)
“薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。夫の遺品を返してほしいと、いつも同じ時刻にそっと訪ねてくるのだ。はじめは字引、次に語学の教科書、そしてサラサーテ自奏のレコード―。
映画化もされた表題作 「サラサーテの盤」をはじめ不可思議な連作「東京日記」、宮城道雄の死を描く「東海道刈谷駅」など、百里料郎遒鮟犬瓩襦”(カバー裏紹介文)
目次:
東京日記/桃葉/断章/南山寿/菊の雨/柳撿挍の小閑/葉蘭/雲の脚/批杷の葉/サラサーテの盤/とおぼえ/ゆうべの雲/由比駅/すきま風/東海道刈谷駅/神楽坂の虎
解説(松浦寿輝)
〈内田百痢啣鮴癲併暗舁概夫)

【5 大貧帳】2003年1刷 P329 帯背少ヤケ

“借金したって、面白い事もないのである。”(帯文)
“借金、借金、そして借金。 深刻な状況のはずなのに、何故かくも面白い文章になってしまうのか。「つくづく考えてみると、借金するのも面倒臭くなる」と呟き、半可通の借金観には腹を立て、鬼のような高利貸との長年にわたる奇妙な交流を振り返り。
借金の権威、百寮萓犬慮斥佞遼盻僂砲らめとられ、金銭観が変わってしまう危険な一冊。”(カバー裏紹介文)
目次:
夏の鼻風邪/俸給/質屋/秋宵鬼哭/百鬼園旧套/風燭記/炉前散語/御時勢/売り喰い/志道山人夜話/金の縁/砂利場大将/錬金術/書物の差押/胸算用/揚足取り/布哇の弗/鬼苑道話/雑木林/百円札/二銭紀/他生の縁/濡れ衣/大晦日/歲末無題/吸い殻/払い残り/年頭の債鬼/迎春の辞/大人片伝/無恒債者無恒心/百鬼園新装/黄牛/可可貧の記/貧凍の記/櫛風沐雨/高利貸に就いて/鬼の冥福/うまや橋/第三債務者
解節(宮沢章夫)
のんびりした話(森田草平)

【6 間抜けの実在に関する文献】2003年1刷 P437 カバー背上端少破れ

“間抜けは単なる観念でもなく空想でもない。”(帯文)
“ドイツ語教師内田先生は詰め込み主義。自分の事は棚に上げ、「詰め込め、詰め込め、詰め込まざれば中は空っぽである。うんうん、うなされる程詰め込め」。そして忘れてしまうのは「構わない」(忘却論)。
教室でのあれこれ、弟子、恩師や友人、法政大学騒動で離れてしまった森田草平との長年の交友を記した「実説艸平記」など、ほろ苦く懐かしい一冊。”(カバー裏紹介文)
目次:
間抜けの実在に関する文献/百鬼園師弟録/学校騒動記/学校騒動余殃/解夏宵行/三校協議会/漱石遺毛/虎の尾/漱石先生臨終記/湖南の扇/河童忌/亀鳴くや/長春香/明暗交友録/凸凹道/予科時代/新教官/梟先生/四君子/海軍機関学校今昔/哈叭道人夜話/石人/青木先生/読本の潜水艦/海賊大将軍/村上流船行要術/とくさの草むら/一粒一滴/空中分解/忘却論/白映えの烏城/ノミに小丸/乱れ輪舌FOT/カメレオン・ボナパルテ/実説艸平記
解説(堀江敏幸)
草平と百痢幣宮豊隆)

【7 百鬼園先生言行録】2003年1刷 P327 カバー背スレ 帯背ヤケ

“幸福とは 決して満ち足りてると云う事でない。艱苦の反対でもない。”(帯文)
“フロックコートに山高帽子、独身ドイツ語教師の百鬼園先生は、物物しい仏項面で毎日何でもない事に腹を立てながら暮らしている。
隣の鶏を制裁するために卵の殻を外に捨てるという行為に隠された深謀停留所で電車を眺めながら思索する人口問題、食糧問題の解決方法 ……とことん真面目にものを考えると、とんでもなく可笑しいことになる。独特の論理で抱腹絶倒の一冊。”(カバー裏紹介文)
目次:
百鬼園先生言行録/百鬼園先生言行余録/百鬼園先生言行録拾遺/掻痒記/弾琴図/猪の昼寝/狸気濛濛/正直の徳に就いて/茗荷屋の足袋/鉈豆/泥坊三昧/清香記/石油洋燈/泥坊談義/合羽坂/秋を待つ/春信/うぐいす/長い塀/浮世風呂/百鬼園浮世談義/七体百鬼園/竹橋内/おの字/忘却/ねじり棒/目/お前ではなし/つもりの遣り繰り
解説(石原千秋)
百寮萓個媛記(村山古郷)

【8 贋作 吾輩は猫である】2003年1刷 P300 帯背少ヤケ

“あの「猫」がよみかえる。”(帯文)
“1906年に水がめに落っこちた漱石の猫が、這いあがるとそこは1943年だった。酒好きのドイツ語教師、五沙弥先生の家にふらりとはいりこみ、風船画伯、役人の出田羅迷、共産党員鰐果蘭哉、馬洩検校などなど、ひとくせもふたくせもある風流人たちが繰り広げる珍妙な会話を聞く。漱石の弟子であった百里、老練なユーモアたっぷりに書きあげた『吾輩は猫である』の続篇。”(カバー裏紹介文)
目次:
贋作吾輩は猫である
解説(清水良典)
作品解説 贋作吾輩は猫である(伊藤整)

【9 ノラや】2003年1刷 P325 帯背僅ヤケ

“「その猫の目じるし」
雄…… 背は薄赤の虎ブチ…… 大ぶり…… ひげが長い…… ノラと呼べば返事をする”(帯文))
“『猫は煙を気にする様である。消えて行く煙の行方をノラは一心に見つめている。……
「こら、ノラ、猫描の癖して何を思索するか」
「ニャア」と返事をしてこっちを向いた。ノラはこの頃返事をする。』(「ノラや」 より)
百梁陲貌りこみ、ふいに戻らなくなったノラ。愛猫の行方を案じ嘆き続ける「ノラや」を始めとして、猫の話ばかり
を集めた二十二篇。”(カバー裏紹介文)
目次:
猫/梅雨韻/白猫/鵯/立春/竿の音/彼ハ猫デアル/ノラや/ノラやノラや/ノラに降る村しぐれ/ノラ未だ帰らず/猫の耳の秋風/クルやお前か/カーテル・クルツ補遺/ネコロマンチシズム/垣隣り/木賊を抜けて/身辺と秋筍/アビシニア国女王/ビールカマンチャン/「ノラや」/猫が口を利いた
解説(稲葉真弓)
内田百寮萓犬里海函糞塙埆瀁群陝

【10 まあだかい】2003年1刷 P364 帯背ヤケ

“何を云うか。天知る地知る。わかっとる。”(帯文)
“『摩阿陀会(まあだかい)とは知らない人は勿論知らない。知る必要なぞ少しもない無意味な会であって、私がみんなから還暦を祝って貰ったのに、いまだに達者である。遠慮なく云えばいつ迄も死なない。未だ未だかと云うのが摩阿陀会である。』(「無伴奏」より)
十数年に及ぶ摩阿陀会を舞台にかつての生徒たちとの長年にわたる交流、自らの老いを軽妙に描く。摩阿陀会恒例の百寮萓犬完Щ△禄┛錙”(カバー裏紹介文)
目次:
華甲の宴/摩阿陀会/華甲二年/無伴奏/門の柳/きょうの瀬/墓木拱ならず/第七回摩阿陀会/未だか十二年/摩阿陀十三年/渭城の朝雨/その前夜/十六羅漢/やらやら目出度や/未だ沈まずや/殺さば殺せ/雨が降ったり/迎賓之辞/御慶/年酒/禁客寺/花のない祝宴
解説(内田道雄)
「イヤダカラ、イヤダ」のお使いをして(多田基)

【11 タンタルス】2003年1刷 P302 帯背ヤケ カバー僅汚れ

“酔わせてくれるものは……”(帯文)
“『麦酒がなければ、ないと云う為になおの事飲みたくなる。……怪しからん話だと云う事は自分にも解っていたので飢渇の亡者タンタルスの名を文題としたのであるが、行文の間に未練が残って、タンタルスを書こうとするかタンタルスが書いているのか……」(「タンタルス」より)。
酔わせてくれるものは酒、飛行機、船。心地良いものを追い求め、羽化登仙の感興を語る随筆集。”(カバー裏紹介文)
目次:
翠仏伝/饗応/初泥/三鞭酒/年賀/酒光漫筆/養生訓/撿挍の宴/窮屈/タンタルス/山火事/麦酒/みがみ/未練/酔余/鼻赤/酌/一本七勺/我が酒歴/羽化登仙/初飛行/学生航空の発向/夏霧/羅馬飛行/第二の離陸/河豚/神風漫筆/坂の夢/飛行機と箏/飛行場の写真屋/神風機余録/飛行場の握り飯/学生航空の揺籃/羽田空港最初の離陸/波光漫筆 鎌倉丸周遊ノ一/入船の記 鎌倉丸周遊ノ二/岸壁の浪枕/新造/出船の記/船の御馳走
解節(内田樹)
畸人の印象(辰野隆)

【12 爆撃調査団】2003年1刷 P370 帯背僅ヤケ

“百寮萓検△海世錣蠅里發里鼎し”(帯文)
“『もともと質素の御布令に反抗して出来た鮨であるから豪奢を以って自慢にする。鯛や鰆は云う迄もなく季節季節の野菜の走り、初物を具にして入れる。……珍らしい物や高価な物を入れなければ納まらない。それが岡山鮨の本領である。』(『お祭鮨 魚鮨』) おから、お祭鮨、シュークリーム、牛乳、地震、雷、文鳥……好きな食べものや気になるもの、百寮萓犬里瓦世錣蠅満喫できるものづくし随筆集。”(カバー裏紹介文)
目次:
琥珀/食而/薬喰/掏児/絹帽/蘭虫/訓狐/柄長勾当/菊世界/林檎/沢庵/蓄音器/寄贈本/署名本/苗売り/窓前/雷魚/簾外/謝肉祭/馬丁/リン《車+燐の右側》リンの記/秋扇/芥子飯/米櫃/女煙草/胸算用/白魚漫記/長磯/浪/蒲鉾/おから/米論/素人写真/シュークリーム/牛/鶴亀/五段活用/馬食会/腰弁の弁/居留守/牛乳/チーズ/玄冬観桜の宴/麻姑の手/蟻と佐藤/バナナの菓子/カステラ/紅茶/海苔/罐詰/痩せ薬/火の用心/ひかり/彼岸桜/だいこ/雛祭/可否茶館/人垣/羽織/小地震/煙の尾/残暑/寿命/漱石山房の夜の文鳥/焼豆腐とマアガリン/気象管制/一服/こち飯/お祭鮨 魚島鮨/猪の足頸/食用蛙/新本/君ヶ代/有楽座/めそ/爆撃調査団/山葉オルガン/聴診器/す/猟虎の襟巻/おからでシャムパン/ランドセル/牛カツ豚カツ豆腐
解説(南條竹則)
随筆 内田百痢聞盒教噌А

【13 たらちおの記】2003年1刷 P313

“父に叱られた記憶はその一つしかない。
古里岡山、幼年時代、……懐かしき日々の回想。”(帯文)
“「私は備前岡山古京町の志保屋と云う造り酒屋の一人息子である。私が中学を出る前に家が傾き、父は病死して、酒蔵も家屋敷も人手に渡ったが、子供の時に我儘勝手の仕放題で育った事が禍をなして、後年飯も食えない様な貧乏をしたのであろうと思う。」(「たらちおの記」より)
早くに亡くなった父の姿を描く表題作をはじめ、幼年時代の思い出、古里岡山のことなど懐かしき日々を味わい深くつづった随筆集。”(カバー裏紹介文)
目次:
虎列刺/風の神/琴書雅游録/烏城追思/稲荷/水心/山屋敷/たらちおの記/竹島/大般若/虎の毛/六高以前/片腕/五百羅漢/高瀬舟/古里を思う/三谷の金剛様/山屋敷の消滅/夜の杉/裏川/鶴の舞/狐が戸を敲く/文選女工/遍照金剛/麗らかや/風かおる/目出度目出度の/枝も栄えて/葉が落ちる/二本松
解説(小川洋子)
ふるさと、まぼろし(江國滋)

【14 居候痢后2003年1刷 P259 帯背ヤケ

“「この本のお話には、教訓はなんにも含まれておりません」”(帯文)
“同僚の教師や生徒たちの生態を動物に擬してコミカルに描いた表題作に唯一の童話集『王様の背中』を併せて収録。谷中安規氏の美しい版画と共に楽しめる一冊。
「この本のお話には、教訓はなんにも含まれて居りませんから、皆さんは安心して読んで下さい。どのお話も、ただ読んだ通りに受け取って下さればよろしいのです。」(『王様の背中』序より)”(カバー裏紹介文)
目次:
居候痢
王様の背中
資料
解説(吉田篤弘)
かおるぶみ(谷中安規)

【15 蜻蛉玉】2003年1刷 P346 帯背少ヤケ

“道楽者百里量面槎如”(帯文)
“「芸はどこまでも磨かなければならぬが、その鍛錬と云う事に意味があるのであって、鍛錬すれば上達するとはきまっていない」「……若い人は何か一芸を身につける様にすすめ度い。芸道も学問の一つである。ただそれによって身を立てない限り道楽と呼ぶゆとりがある」(「道楽のすすめ」 より)鳥飼、虫のこえ、琴、……道楽者百里量面槎如たるアンソロジー。”(カバー裏紹介文)
目次:
阿呆の鳥飼/蜻蛉玉/風呂敷包/伝書鳩/目白/雞鳴/雀の塒/雌雞之晨/銘鶯会/統銘鶯会/続阿房の鳥飼/新月随筆/蜂/桑原会自讚/蕗味噌/ホテルの冬の曲/訊問/素人掏摸/夢獅山房/道楽のすすめ/砂糖袋/土用の琴/作文管見/黒琴/谷崎潤一郎氏の「雪」に因みて/燕燕訓/五十五軒/帝国読本巻ノ一/消えた旋律/虫のこえごえ/水中花/不連続線/又寝/お話し中/御閑所/駅の歩廊の見える窓/しみ抜き/八十八夜は曇り/ひよどり会/夏どろ新景/馬は丸顔/柵の外/物を貰う
解説(玄侑宗久)
百鬼園の越天楽(宮城道雄)

【16 残夢三昧】2004年1刷 P263 帯背ヤケ

“夢とうつつの世界を往還する”(帯文)
“『「ほう、ほうと云って、人がかける時には火事は遠い」 と祖母が云った。ほうと云う名前の鳥が火事場に飛んで来て、火をくわえて行くから、その鳥を追い払う為に、ほう、ほうと云って走るのだそうである。』(「炎煙抄」より)
夢や無気味なもの、怖い雷や空襲、怖いけれど好きな火事……夢とうつつの境を往還する奇妙な味の随筆集。”(カバー裏紹介文)
目次:
炎煙鈔/炎煙鈔(続)/予行/沖の稲妻/火の用心/近火/蒸気喞筒/町の野火/煙塵/巨松の炎/雷/大風一過/その一夜/沙美の苔岩/雞声/軒提燈/忘れ貝/狸芝居/暗闇/夜道/暗所恐怖/土手/夢路/片寝/夢裏/心明堂/天王寺の妖霊星/残夢三昧/残夢三昧残録/新残夢三昧/舞台の幽霊/四霊会
解説(岸本佐知子)
撫箏の図に題す(内山保)

【17 うつつにぞ見る】2004年1刷 P371 裏表紙から末尾数ページにかけて下角薄く折れ跡

“「総理大臣などと云うものは好きではない」
百寮萓呼汎耽祐峇僂△佞譴訖擁論集。”(帯文)
“「総理大臣などと云うものは好きではない。そう云う人の所へこっちから出掛けて行くなぞいやな事で、第一、見っともなくて、滑稽ではありませんか。………来る心配はないが、来ても家が狭いからお通しするのに迷惑する。 まあそんな事はよしましょう」(「丁字茄子」より)吉田茂、徳川夢声、菊池寛、初代吉右衛門、 三代目小さん、蒙禿少尉……有名無名を問わず百寮萓呼汎辰凌祐峇僂あふれる人物論集。”(カバー裏紹介文)
目次:
老狐会/フロックコート/晚餐会/梟林漫筆/南蛮鴃舌/風船画伯/離愁/蒙禿少尉の出征/支那瓦/舞台稽古/希夷公/予備士官/蕃さんと私/吉右衛門/花袋忌の雨/黒い緋鯉/丁字茄子/門の夕闇/小さんと式多津/四谷左門町/一粒一滴/かしわ鍋/卒業前後/アジンコート/片山敏彦君/虎を描いて/狗に類する/しっぽり濡るる/逆らっきょう/偶像破壊/うつつにぞ見る
解説(佐野洋子)
礼装(佐藤春夫)

【18 百鬼園俳句帖】2004年1刷 P244

“河童忌の夜風鳴りたる端居かな
興趣つきることなき百鬼園先生独自の句境。”(帯文)
“「木蓮や塀の外吹く俄風」「河童忌や棟に鳴き入る夜の蝉」「夕闇に馬光り居る野分哉」「滾々と水湧き出でぬ海鼠切る」(『百鬼園俳句帖』より)
表題作品の『百鬼園俳句帖』、「俳句全作品季題別総覧」 など俳句全作品をはじめ、六高時代の恩師素琴先生や俳諸一夜会の想い出を綴った随筆、漱石俳句の鑑賞、座談会による「俳句帖漫評会」など、百鬼園先生の詩眼の鋭さと俳心の妙味を余すところなく伝える一冊。”(帯文)
目次:
素琴先生/一夜会/海鼠/今朝冬/名月/百鬼園俳談義 ロ述/運座/俳句放談/代作/漱石俳句の鑑賞/オセッカイ評釈
百鬼園俳句帖/俳句全作品季題別総覧/百鬼園俳句帖漫評会
解説(平出隆)
百侶の一夜会時代(志田素琴)
百鬼園俳句帖(内藤吐天)

【19 忙中謝客】2004年1刷 P297 帯背ヤケ

“世の中に人の来るこそうれしかれ とは云うもののお前ではなし
トタン屋根の掘立小屋にも三年。百寮萓犬琉Δ靴薪豕。”(帯文)
“「玄関には、忙中謝客、面会日以外の日に、約束なく来訪した方には失礼申すと云う貼紙をしたけれども、 利き目が薄いので、別に面会謝絶と朱で書いて、入口の壁に貼りつけた。』(「忙中謝客」より) 貼紙の効き目なく、 突然訪れた客との応接を描く表題作ほか珠玉の三十六篇。上京後の下宿にはじまり、挙句には戦災の跡地の掘立小屋にまで転々と住居を変えつつ、その折り折りの街並みや人情を深い共感でつづった東京随筆集。”(カバー裏紹介文)
目次:
忙中謝客/窓前/春雪記/今古/入道雲/塔の雀/上京/丘の橋/横町の葬式/土手三番町/医院の窓/己卯三ヶ日/西日/北雷の記/億劫帳/沙書帳/夕刊/贋泥/学校裏/流れ矢/八ツ橋/出て来い池の鯉/十年の身辺/鯉の子/面影橋/壁隣り/まなじりを決す/お濠の赤い水波/六区を散らかす/瓢箪八つ/俄かに天狗風/跡かたもなし/海老茶式部/向ヶ丘弥生町一番地/楽天居主人/日没閉門
解説(松山巖)
「鳩の眼」先生(夏目伸六)

【20 百鬼園日記帖】2004年1刷 P389 帯背少ヤケ

“すべて金のない喜劇である
死の不安や生活の破綻に懊悩する百鬼園先生。大正六年から十一年までの借金と憂鬱の日々。”(帯文)
“「此頃の取りとめのない死の不安が腹の底で此帳面を書けと云ったらしい。それから又創作の心覚えにしようとも考えた。これは真面目であり役にたつ。先生がこういう帳面をつけていたので私も夫にならうのである。」(『百鬼園日記帖』より)
死の不安や身辺交友の不調に加え、借金による生活の破綻に懊悩する百鬼園先生。大正六年から十一年に至る『百鬼園日記帖』『続百鬼園日記帖』を併せて収録。”(カバー裏紹介文)
目次:
百鬼園日記帖 〔自大正六年七月 至大正八年九月〕/続百鬼園日記帖 〔自大正八年十月 至大正十一年八月〕
解説(坪内祐三)
百鬼園先生の印象(本多顕彰)

【21 深夜の初会】2004年1刷 P378

“ちょっと志ん生さん、握手しよう。クソじじい、よかったね。
酔いにまかせての悪態ぶりも面目躍如の痛快座談集。”(帯文)
“志ん生師匠との吞兵衛対談「深夜の初会」をはじめ、戦前の海軍機関学校や法政大学教官時代の回想、敬愛する師漱石の思い出、深遠なる金銭哲学や貧乏ばなし、はては酔いにまかせての悪態ぶりにいた
るまで、百聞先生面目躍如の自由気儘な痛快座談集。おもな座談客は、安倍能成、井伏鱒二、河盛好蔵、久米正雄、小宮豊隆、獅子文六、高橋義孝、辰野隆、徳川夢声、豊島与志雄、宮城道雄、吉田茂、和辻哲郎などの面々。”(カバー裏紹介文)
目次:
あの頃の機関学校/豚小屋の法政大学/貧乏ばなし/ユウモアコンクール/対談/酒仙放談/金の借り方作り方/逢坂涼漫震剤金融椿論/漱石をめぐって/問答有用/汽車の旅/倫敦塔を撫でる/|西小磯雨話/深夜の初会/虎の髭/漱石先生四方山話
解説(阿川佐和子)
いろは交友録(徳川夢声)

【22 東京焼盡】2004年1刷 P333 帯背僅ヤケ

“粥冷えて宵々毎の焼夷弾
B9の空襲により火の海と化す東京。庶民生活や世相を鋭利な観察眼で綴った戦時日記。”(帯文)
“「八月十五日水曜日。今朝の放送は天皇陛下が詔書を放送せられると予告した。 誠に破天荒の事なり。正午少し前、上衣を羽織り家内と初めて母屋の二階に上がりてラヂオの前に坐る。天皇陛下の御声は録音であったが戦争終結の詔書なり。熱涙滂沱として止まず。」
昭和十九年十月一日から昭和二十年八月二十一日まで、アメリカ軍の激しい空襲により、東京が火の海となり、灰燼に帰するまでの惨状を克明に記録しつづけた戦時日記。”(カバー裏紹介文)
目次:
序ニ代へル心覚/第一章 一機の空襲警報/第二章 空襲の皮切り/第三章 神田日本橋の空襲/第四章 東海の激震/第五章 深夜の警報頻り也/第六章 用水桶の厚氷 空襲警報の手加減/第七章 大晦日の夜空に響く待避信号の半鐘/第八章 鹿が食う様な物でお正月/第九章 残月と焼夷弾/第十章 サーチライトの光芒三十幾条/第十一章 ラヂオ取附/第十二章 銀座の爆弾攻撃/第十三章 立春の翌零下七度/第十四章 丸ノ内精密爆撃の流言/第十五章 艦載機の初襲来/第十六章 春雪降り積るる/第十七章 雪天の大空襲 目と鼻の近所へ爆弹落下す/第十八章 雀/第十九章 神田は已に無し 春空に高射砲の白煙団団/第二十章 無事の幾日/第二十一章 荻窪の友人の家吹飛ぶ/第二十二章 何年振りのキ ャラメル/第二十三章 三月十日の大空襲/第二十四章 主治医邸の焼け跡/第二十五章 戦戦兢兢の蜚語 月桂冠の夢/第二十六章 お粥腹の戦時浮腫 上方名古屋の空襲にてこちらは安泰/第二十七章 三年坂名残りの枝垂梅 刺戟に生きる明け暮れ/第二十八章 めんこの地雷火の様に爆弾炸裂す/第二十九章 又空襲繁し 最初の照明弾と時限爆弾 恐ろしかった四月四日の未明/第三十章 春光の大空をおう敵機の大群/第三十一章 道をもせに散りしく近火の火の子 燃えながら空に浮かんで流れる庇 四谷牛込の大半灰燼に帰す/第三十二章 息もつがずに又大空襲 品川大森一帯の火の海 女囚の如き勤労奉仕/第三十三章 風声鶴唳 硫黄島のP51大挙来襲す ベネヂクチンのドオム酒/第三十四章 独逸最後の日 半年振りのお風呂 ラヂオで苦労する/第三十五章 「陽気の所為で神も気違いになる」 国民生活の崩壊目ざましき許り也/第三十六章 小型機の来襲頻り也 借り米嵩む 四谷駅の燕の巣 大政翼賛会消滅す/第三十七章 暫らく静かだった後の大空襲 火達磨になった敵機飛び廻るその前夜/第三十八章 その晩 土手のしののめ/第三十九章 小屋暮らしの始まり 横浜大空襲の煙塵/第四十 章 廃墟の東京駅 小屋の安住の三条件/第四十一章 小屋の明け暮れ 洗い流しの御飯を食べる/第四十二章 大内山の森に沈む金色の夕日 家内の無熱丹毒 お金が有り余りて使い途無し/第四十三章 夢心地の警報は甘い音に聞こえる 雨夜の空襲警報 日本海へ機雷投下に行く敵機/第四十四章 栄養不足の執拗な下痢 「出なおし遣りなおし新規まきなおし」 大阪名古屋に大型中型の爆弾投下/第四十五章 珍らしや普通の火事の火の手 もともと無かった物を焼失せり 腐った芋を食いて家内発熱す/第四十六章 罐詰を盗んだとの濡れ衣 雷鳴か敵襲か きたない灰色の夜明け/第四十七章 敵機動部隊の艦上機頻りに来襲す 地方の諸都市次ぎ次ぎに焼亡す/第四十八章 運命とはB21である 木ノ葉便所 お米は昨日限りもう一粒も無し/第四十九章 八重洲口に落ちた爆弾の爆風 B29も記憶の中の古里を焼く事は出来ない 古い岡山の思い出/第五十章 その晩の回想 十九年十一月以前の警戒警報の意味 蚤に喰われ団子ばかり食う 気候甚だ不順也/第五十一章 仰願寺蠟燭の残り少し 澱粉米 二ヶ月振りに電燈ともる 江戸川アパートへ移りたい/第五十二章 天龍川河口の艦砲射擊 艦上機の攻撃繁く一日頻回の空襲警報 鶴見の爆弾攻撃 八王子立川水戸及び長岡富山の焼夷弹攻撃 総数六百機の来襲也 八王子立川の夜空の赤い入道雲/第五十三章 配給所に米無し 前橋高崎渋川の焼夷弾攻撃 痩せた相撲取り/第五十四章 田無荻窪の工場地帯の爆撃 二ヶ月半の垢を洗う行水 広島の原子爆弾の後なればこわい B29一機の侵入に空襲警報鳴る 露西亜宣戦す/第五十五章 敵潜水艦下田を攻撃す 大本営の中で書類を焼き捨てる火の手 なお各地の焼夷弾攻撃続く/第五十六章 戦争終結の詔勅 八月すでにこおろぎ鳴く もうお仕舞かと思うのにまだ防空警報鳴る 八月十八日がその最後か 燈
火管制の廃止 準備管制も撤廃
解説(半藤一利)
『東京焼盡』書評(瀧井孝作)

【23 百鬼園戦後日記】2004年1刷 P411

“風流千万な貧乏暮し
炊事場も厠もない三畳一間の掘立小屋ではあるが、酒仙百寮萓検日々晩酌の工夫に余念がない。”(帯文)
“昭和二十年五月の東京空襲で焼け出されたのちは、雨露から身を守る掘立小屋が百寮萓犬療‖陲任△襦F記をつけるだけがやっとの三畳一間であるうえに、炊事場もなく、野天の厠に難渋する日々。だが、興到れば琴を弾き、めじろの噂りに耳を傾け、不意の訪問客に脱みをきかせ、晩酎の工夫に余念がない。敗戦直後から昭和二十二年五月末日まで、配給で食いつなぐ焼跡の幕しぶりと東京の世相を書き綴った貴重な日記である。”(カバー裏紹介文)
目次:
昭和二十年 〔八月二十二日―十二月三十一日〕/昭和二十一年 〔一月一日―十二月三十一日〕/昭和二十二年〔一月一日―五月三十一日〕
解説(紅野謙介)
堀立小屋の百寮萓検蔽翅蕊雹屐

【24 百鬼園写真帖】2004年1刷 P262 カバー裏少キズ 帯少汚れ

“「写真と云う物は横暴である。」
幼少の、帝大時代の、教師の、車中の、宴会の、百寮萓犬里澗艮190点余。全巻より抜粋の名文と共に贈る写真帖。”(帯文)
“「一体写真と云う物は横暴である。どの位私の寿命が薄くなったか量り知ることが出来ない」とおっしゃる百寮萓検とは云ふものの、あれやこれやと集めてみたら、奇妙、珍妙、謹厳、実直、酔態、笑態なるご尊影がなんと190点余。
全体から抜粋した百寮萓犬量省犬笋海亮命芯,里燭瓩亡鵑擦蕕譴拭阿川弘之・久世光彦・石田千各氏の随筆を味わいつつとくと御覧あれ。新発見資料、百涼羈愡代のノート=「随感録」の写真と内容の一部も収録。”(カバー裏紹介文)
目次:
内田百里凌誉検叔譜/阿房列車 〈抜粋〉特別阿房列車・千丁の柳/立腹帖 〈抜粋〉時は変改す/間抜けの実在に関する文献 〈抜粋〉百鬼園師弟録・漱石遺毛・亀鳴くや・東海道刈谷駅/*次男びいき(石田千)*/贋作吾輩は猫である 〈抜粋〉贋作吾輩は猫である・ノラや/まあだかい 〈抜粋〉無伴奏・御慶/タンタルス 〈抜粋〉酒光漫筆・学生航空の発向・波光漫筆/深夜の初会 〈抜粋〉丁字茄子/*金魚鉢(久世光彦)*/蜻蛉玉 〈抜粋〉阿呆の鳥飼・土用の琴・柵の外/たらちおの記 〈抜粋〉たらちおの記・郷夢散録・随感録(二)・六高以前/*百了伊羔(阿川弘之)*/忙中謝客 〈抜粋〉上京・流れ矢・億劫帳・瓢箪八つ/百鬼園俳句帖 〈抜粋〉海鼠
著書目録
内田百僚言全24巻総目次

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