昭和53年 22.1×27.3 P136 表紙少スレ、少汚れ、端少イタミ 小口少シミ汚れ 巻頭数ページ少時代シミ
幻の島、想像の半島、旧き時代の街、未踏の海底、宝島… 果てしない人間の想像力が、終りのない冒険へと駆りたて、その経路を、地図というふしぎな平面にうつしとった!
大航海時代の地図はもとより、地図のイメージを変えた地図、そして、オリジナル地図と地図をめぐるエッセイ等を満載
谷川俊太郎、真鍋博、高橋康也、種村季弘、堀淳一他の執筆陣
堀内誠一、長新太、赤瀬川原平、森下暢雄、ベラン他の地図!”(宣伝文)
“…地図が精密さを極めている現在、想像力をしてふたたび海洋に乗り出させ、大陸に踏みこませること ―この想像力の冒険こそ、じつは、地図が本質的にもっている不思議さを一層明らかにすることになる。 古地図、現代の地図、新たに本書のために描かれた想像地図、地図に関するエッセイ等々で構成された本書『地図』が、イメージの冒険シリーズの第一号たるゆえんである。…”(「編集後記」より)
目次:
【1章 地図 想像力の旅 Trip of Imagination】
1:1(谷川俊太郎)
装幀のなかの地図(真鍋博)
青の海底像(日本列島周辺)(森下暢雄)
ニューヨーク(ボルマン 解説:相馬健二)
インスブルック(ベラン 解説:森田芳夫)
北欧の想像古地図
伊豆下田港の古地図
航海古地図
地図としての肉体(高橋康也)
地図の敵あるいはリベルタリアの地図(種村季弘)
ジョバンニの町(入沢康夫)
架空の地図について(巖谷國士)
猫町界隈(吉増剛造)
【2章 地図 架空領へ To Fantastic Land】
幻の海(堀内誠一)
宝島(唐十郎)
ロビンソン・クルーソー(阿奈井文彦)
架空領(貝野沢章)
ゾウアザラシの島(長新太)
御伽村絵地図(桜井一)
《沢》の地図あるいはオリジンの周辺(天沢退二郎)
ガリヴァー(天野哲夫)
巨人の足跡(ジャイアントステップ)(久保田二郎、原田治)
迷路(二次元世界へのガイド・マップ)(岸田孝一)
動物たちの隠れ島 ―左眼用視力検査表(動物園II)視角5度(油谷勝海)
望郷(赤瀬川原平)
地図のある推理小説(菅野圀彦)
【3章 地図 不思議な夢の表現 Realization of Dreams on Map】
地図の魅力(堀淳一)
マップ・ケースから
対談 地図をつくる(森下暢雄、辻野民雄)
【4章 地図の手帖 Glossary】
図版目録