昭和52年初版 四六判 P290 帯・カバー少スレ、背僅ヤケ、端僅イタミ 月報『妖精画廊』付
“ちりばめられた透明な夢・夢・夢
アイルランドの幻想文学の巨人・ダンセイニが描く夢と冒険の傑作長編。無垢で純粋な夢が、疲弊した現代人の精神を覆す”(帯文)
“妖精郷を求めて探索の旅へ!
☆アールの長老たちは、魔法を持つ王を望んだ……
☆魔女ジルーンデレルは雷で剣を作った……
☆アルヴェリックは、妖精郷の姫を連れ出した……
☆トロール・ルルルは呪文を持ってやって来た……
☆妖精の姫リラゼルは呪文に乗って連れ去られた
さてそこから始まる冒険険は……”(帯裏紹介文)
目次:
第一章 アールの郷の評定衆の考え
第二章 アルヴェリック、エルフランドの山々の見えるところへくる
第三章 魔法の剣、エルフランドの剣と交わる
第四章 アルヴェリック、長い年月の後、人間の世界へ帰る
第五章 アールの郷の評定衆の知恵
第六章 エルフの王の呪文
第七章 トロールはやってきた
第八章 魔法の呪文の到着
第九章 リラゼルは飛んでいく
第十章 消え失せたエルフランド
第十一章 森の奥
第十二章 魔法の消え失せた平原
第十三章 皮職人の沈黙
第十四章 エルフランドの山なみをたずねて
第十五章 工ルフの王の退居
第十六章 オリオン、大鹿を狩る
第十七章 ユニコーン、星の光の下へあらわれる
第十八章 夜の中の灰色の天幕
第十九章 魔法を持たぬ十二人の老いた人びと
第二十章 歴史的事実
第二十一章 地の涯
第二十二章 オリオン、鞭役を言いつける
第二十三章 ルルル、地上のあわただしさを見まもる
第二十四章 ルルル、地上と人間のようすについて語る
第二十五章 リラゼル、人間の世界の野原を想いだす
第二十六章 アルヴェリックの角笛
第二十七章 ルルルが戻ってくる
第二十八章 ユニコーン狩りの章
第二十九章 沼地の者たちの誘い
第三十章 あまりにも多くの魔のおとずれ
第三十一章 エルフランドのものたちへの呪い
第三十二章 リラゼル、地上を思い焦がれる
第三十三章 輝く光の前線
第三十四章 最後の大いなる呪文
あとがき