1992年　四六判　P165　カバー僅イタミ、僅汚れ

アンデスの風叢書

1985年にサンリオ文庫から出版された作品に、全面的な手直しを加え再刊。

“カリブ海に浮かぶ同国、ハイチ。
ヴードゥー教が未だ根強く生き伸び、異様な熱気の充満する大平原……。
本書は、松明の炎と呪詛の叫びの交錯する中、自由と独立を渇望する闘争が壮絶に繰り広げられるかの地での神話的〈現実〉を、巧みな語り口によって大胆に描く、暴力と死に彩られた専制の興亡史である。
骨太な物語と巧な実験的仕掛けとを絶妙に混淆させた作品により世界的盛名を馳せるキューバ作家の初期代表作を決定訳で贈る。”（カバー袖紹介文）