1977年5刷 四六判 P620 函ヤケ大、時代シミ多 帯スレ、汚れ、背ヤケ、端少破れ 本体元パラ少折れ跡 小口時代シミ多 スピン(栞紐)切れ
“放浪の詩人 天才詩人として その名を不滅にしたアルチュール・ランボーの全作品と百数十通にのぼる書簡及アフリカで記された日記のすべてを全訳し一冊本にまとめた全集”(帯文)
目次:
【初期韻文詩】
一 みなし児たちのお年玉/二 三つの接吻のあるコメ ディ/三 Sensation/四 鍛冶屋/五 太陽と肉体/六 オフェリア/七 首吊りの舞踏会/八 タルチュフの罰/九 泡のなかから生まれたヴィナス/一〇 ニナを引きとめるもの/一一 A La Musique/一二 びっくりしている子供たち/一三 小説/一四 ソネット/一五 悪/一六 セザールの怒り/一七 冬のための夢/一八 谷間に眠るもの/一九 キャバレ「縁」/二〇 こまっちゃくれた娘/二一 ザールブルックの輝く勝利/二二 戸棚/二三 わが放浪/二四 牧神の頭/二五 腰かけているもの/二六 税関吏/二七 夕ぐれどきのことば/二八 巴里の軍歌/二九 わがちいさい恋人たち/三〇 しゃがむ/三一 七歳の詩人たち/三三 教会にあつまる貧しい人々/三三 盗まれた心/三四 巴里蕃息/三五 ジャンヌ・マリの掌/三六 めぐみぶかい姉妹/三七 虱を取る女たち/三八 最初の聖体拝受/三九 正義の人/四〇 花々に寄せて詩人に語るくさぐさのこと/四一 酔っぱらいの舟/四二 母音/四三 四行詩/四四 鴉
【後期韻文詩】
一 記憶/二 眩暈/三 ミッシ ェルとクリスティヌ/四 泪/五 カッシ河/六 渇きのコメディ/七 朝のたのしい おもい
【忍耐の祭り】
一 忍耐/二 いちばん高い塔の歌/三 永遠/四 黄金の時/五 新世帯/六 ブルッセル/七 彼女はアルメか?/八 饑の祭り/九 繁みの奥で、狼が/一〇 沈黙/一一 幸福/一二 恥辱
【中学生時代の散文と詩】
太陽はまだ熱かった/学生の夢/天使と子供:/ヘーラクレースとアケローオス河との戦い/ユゲルタ/ナザレトのイエズス/ルイ十一世陛下に捧げる シャルル・ド・ルレアンの言葉
【淫蕩詩篇】
〔遠い昔の動物どもは…〕/〔おれたちの尻は…〕/〔紫色の石竹の花さながらに…〕
【のほほん者のアルバム】
百合/閉じられた唇/艶なるうたげ/〔わたしは、三等車の座席にいた…〕/〔わたしは、疑いもなしに、春ごろの…〕/〔人類、『進歩』という…〕/愚かなこと…〕/老近衛兵/戒厳令?/箒/亡命/呪われた小天使/〔夏の夜々、陳列窓の燃える眼に…〕/〔枕頭の書には…〕/サトゥルヌ詩のいきいきした描写/痴けた老爺の追憶/追憶/〔砲弾を拾いあげたその少年は…〕
【僧衣の下のこころ】
【ペドゥシェーヴル男爵の手紙】
【愛の沙漠】
【イリュミナシオン】
大洪水のあと/少年時代/客寄せ道化/古代/美しき存在/生涯/出発/王権/ひとつの理性に/陶酔の午前/章句/労働者/橋/街/わだち/街々/放浪者/街々/不眠の夜々/神秘主義者/夜明け/花々/ありふれた夜想曲/海景/冬の祭り/苦悩/母国の景/野蛮人/半島/舞台の場面/歴史の暮れがた/運動/ボトム/H/信心を捧げる/民主主義/妖精/戦い/霊魔/青春/大売り出し
【ヨハネ福音書による散文】
〔サマリヤでは、なんにんかの人が…〕/〔ガリラヤの軽やかにして心地よき空気…〕/〔ベテスダ、五つの柱廊のある…]
【地獄の季節】
〔以前は、もしおれの思い出が…〕/悪い血筋/地獄の夜/錯乱I/錯乱II/不可能/閃光/朝/別れ
【地獄の季節・草稿】
悪い血筋/いつわりの改宗/言葉の錬金術
【書簡】
〔一八七〇―一八九一〕
注釈
年譜
あとがき