フィクションとディクション  ジャンル・物語論・文体 ジェラール・ジュネット 訳:和泉涼一、尾河直哉 水声社

2004年 A5判 P167 カバー端僅イタミ、内側シミ汚れ 小口時代シミ

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2004年 A5判 P167 カバー端僅イタミ、内側シミ汚れ 小口時代シミ

叢書記号学的実践21

“文学作品と感じられ、そう認められるテクストとはいかなるテクストなのか?
文学性の客観的で普遍的な本質を問うことは、長きにわたって詩学の課題であった。《本質主義的詩学》はこれに二通りの答えを提示する。内容の虚構性、語り方における詩的形式である。
だが、虚構でもなく詩でもない夥しいテクストは?
著者は、アリストテレースからヴァレリー、ヤーコブソンに至る詩学の歩みをたどりつつ、文学性への問いとして《条件主義的詩学》をそれに加えることを提唱する。
《テクストはいかなる条件・情況のもとで作品となり、あるいは作品であることを停止するのか?》
『赤と黒』や『アエネーイス』が無条件に文学作品として認知されるのとおなじように、ルソーやミシュレが、著者の意図さえ超えて美的対象として受容され評価されるとき、そこにいかなる文学性の基準が働いているのか?
かくて、物語的虚構の言表が言語行為論の立場から再検討され、虚構と非虚構の分水嶺が探られ、非虚構の言説をときに文学作品として評価せしめる《文体》概念の記号論的定義が試みられる。
本書は、文学を超えて美学・芸術論の領域へと踏み出した、著者のあらたな展開を示す刺激的な著作である。”(カバー裏紹介文)

目次:
はじめに

第一章 フィクションとディクション
第二章 虚構の行為
第三章 虚構的物語言説、事実的物語言説
第四章 文体と意味作用

原註
訳註
索引

ジュネット詩学の展開(尾河直哉)
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