1989年　新書判　ソフトカバー　P173　カバー少スレ、少イタミ、内側少汚れ　本体背汚れ　天僅時代シミ

シリーズ「小説のシュルレアリスム」

1928年に作者の名前を明かさずに刊行された散文長篇。

“このシュルレアリスムとエロティシズムの型破りな混血児は、超現実的な散文詩と直截な肉体描写とのあいだを交互に行き来して、精神の自由と想像力の勝利を、それにふさわしい〈不埒な〉形式で、高らかに歌い上げている。〈略〉
伝統的文章と、自動記述、文語と口語、客観的叙述と内的告白、写実と夢想等々を一つに混じて、さらにロートレアモン、ランボー、ブルトン、スタンダール、バンジャマン・コンスタンのパロディにまで及ぶという、この言葉の奔流は、他の言語に、ましてや外国語に置き代えることは至難の技である。”（訳者後書きより）

目次：
新版のための序文（A・P・マンディアルグ）

イレーヌ

訳者後書き