1979年 A5判 P222 全体に少反り 表紙シミ汚れ、背ヤケ 小口少ヤケ 末尾ページ端少シミ汚れ
全222ページのうち特集110ページ。
目次:
【特集 瀧口修造】
続・余白に書く(瀧口修造 編:岡田隆彦)
詩作品 『瀧口修造の詩的実験』補遺(付記:鶴岡善久)
{PIRATERIE 1930/受話器の類焼/想像と火/不思議な時間のやうに}
未発表詩篇 掌と鳥 武満徹に(瀧口修造)
瀧口修造の〈リバティ・パスポート〉
作品
{つはさのあるものともとも(入沢康夫)/CALL OF CONTINUITY TO SHUZO TAKIGUCHI(荒川修作)/瀧口修造氏に(赤瀬川原平)/詩人あるいは瀧口修造へ(李禹煥)}
論考・エッセイ
{ある啓示(渋沢孝輔)/石論語(加藤郁乎)/瀧口修造と死(天沢退二郎)/絶対空間 または凍結された時間(飯田善国)/「大ガラス」の向うに(横山正)/卵型の部屋(磯崎新)/瀧口修造書誌(編:鶴岡善久)}
座談会 〈絶対〉への眼差し もう一つの物質=言葉を求めて(大岡信、武満徹、岡田隆彦)
とぎれざる独白 佐藤朔氏に聞く 若き日の瀧口修造とその時代(聞き手:鍵谷幸信)
【作品】
連載詩・見えないまち ロンドン天空(大岡信)/夏情二篇(黒田喜夫)/マドンナ・ブルーに席をあけて 連作2(長谷川龍生)
【同人誌推薦作】
書く(松浦寿輝)
【評論】
裡面の河 ―松下昇『六甲』をめぐる覚書(下)(瀬尾育生)/物が居直るとき ある展示・芸術の体験(与謝野文子)}
【詩誌月評】
経験と感覚の組みかえ(相良平八郎)
【詩書月評】
なぜ、廃墟を持続するか(稲川方人)
【連載・コラム】
遊動視点(吉野弘)/現代詩身上相談(鈴木志郎康)/ことばの雑記帖(4) 書けないこと 書きたかったこと(長谷川宏)/造花の桜は満開だった(4) 考えてみればMさんも地味だけど(三上寛)/空間のコスモロジー(10) 輪舞する自然 ミシュレ(1)(篠田浩一郎)/吉本隆明私鈔(11) 宮沢賢治論の周辺(二)(岡井隆)/アルチュール ランボオ(36)(粟津則雄)/カヴァフィス全詩 訳と注釈の試みII(池澤夏樹)/聞き書き詩人論 詩人たちの肖像2 鮎川信夫 猥雑なる理性(清水昶)
今月の一冊 佐々木幹郎詩集『気狂いフルート』 「引用」の恣意と強制(菅谷規矩雄)
【書評】
清水昶著『太宰治論』『自然の凶器』 転形期における抒情(松本健一)/天野忠詩集『讃め歌抄』 〈妙齢〉を生きている詩人(会田綱雄)/石垣りん詩集『略歴』 二十世紀がむかれる詩集(荒川洋治)
新人作品(ぱくきょんみ/坂本直子/三沢一夫/毛塚洋子/白石公子/浅山泰美/飯沢耕太郎/古内美也子/井辻朱美/太原千佳子)
選評 {こわいよ 芸術は(宗左近)/発想と展開(郷原宏)}