1995年2刷 菊判 P292 カバー下端僅イタミ 地に小赤マジック点
目次:
中国雑技の魅力(西田敬一)
自序(傳起鳳)
第一章 中国雑技の誕生
第一節 「飛去来器」の話/第二節 雑技の雛形―角抵/第三節 古代の動物調教/第四節 投擲―撃壌/第五節 春秋時代の「土」と雑技/第六節 南方の雑技―累丸と弄丸
第二章 漢代に成長した雑技
第一節 中洋合体の雑技大会/第二節 大型幻術―「魚龍曼延」/第三節 空中雑技―「都廬尋撞」/第四節 画像石の雑技―倒立技/第五節 漢代の舞踏にみる雑技/第六節 漢代の雑技場/第七節 後漢代の雑技団/第八節 三神山の伝説}
第三章 六朝時代の雑技
第一節 左慈の幻術/第二節 北朝の雑技の大躍進/第三節 猿騎と五兵角抵/第四節 南朝の雑技の飛躍/第五節 技術の南北交流/第六節 仏教の影響/第七節 隋代―六朝の雑技の集大成
第四章 唐代―雑技の開花
第一節 雑技の盛衰/第二節 宴席の雑技/第三節 空中芸の新機軸/第四節 唐代の馬戯/第五節 独自の発達をとげた獅子舞/第六節 伝説上の幻術/第七節 「剣器」と「流星」/第八節 「胡旋」の流行/第九節 日本へ渡った雑技と幻術
第五章 宋代―民間に栄える雑技
第一節 さまざまな演技活動/第二節 芸の分化と社火の組織/第三節 伝統技術の超克/第四節 宋代の新演目/第五節 遼・金・元代の雑技/第六節 陳暘の『楽書』
第六章 風雪の時代―明・清代の雑技
第一節 明・清代の宮廷雑技/第二節 民間の演芸活動/第三節 『三才図絵』の雑技図/第四節 演目の新機軸/第五節 豊富多彩な戯法/第六節 戯曲のなかの雑技と幻術/第七節 雑技の国際交流
第七章 古代の雑技芸人
第一節 雑技に忠をつくす/第二節 圧迫と反抗/第三節 農民一揆と雑技芸人/第四節 明・清代の芸人点描/第五節 雑技の故郷
第八章 現代雑技の勃興
第一節 夜明け前/第二節 延安の曙/第三節 雑技、春風に甦る/第四節 新機軸を求めて
原注
用語解説
解説―アジアの雑技(越智重明)
訳者あとがき(岡田陽一)