肉体と死と悪魔 ―ロマンティック・アゴニー クラテール叢書1 マリオ・プラーツ 訳:倉智恒夫、草野重行、土田知則、南條竹則 国書刊行会

1987年2刷 四六判 P758+索引P26 帯およびカバー少汚れ、スレ、背少ヤケ、端少イタミ 別紙「翻訳書誌」上端ヤケ、少イタミ

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1987年2刷 四六判 P758+索引P26 帯およびカバー少汚れ、スレ、背少ヤケ、端少イタミ 別紙「翻訳書誌」上端ヤケ、少イタミ

文学や絵画など多数の例をつぎつぎに示しながら、英仏伊の19世紀末ロマン派文学におけるエロティシズム、デカダンティスム的な感性について論ずる。

“デカダン文学百科大望の翻訳”(帯文)

“19世紀ロマン主義文学の病理を摘出した書として、久しく私たちの枕頭に置かれていたマリオ・プラーツの名著『肉体と死と悪魔』が、いよいよ邦訳刊行されると聞いて、今昔の感をふかくしている。
世紀末デカダン文学を読み解くキーワードとして、今では私たちに親しくなっている「宿命の女」とか「つれなき美女」とか「アンドロギュヌス」とかいった語は、すべて本書によって市民権を得たといってもよいであろう。プラーツ教授の駆使する資料は18世紀の聖侯爵から英仏伊の世紀末文学まで、 さらにラファエル前派やギュスターヴ・モローらの画家にまで及んで博捜をきわめている。私はこのエロスとタナトスの象徴を散りばめたデカダン文学百科ともいうべき名著から、サドやユイスマンスやペラダンを追求するための, どれだけ多くのヒントを得てきたことであろう。 澁澤龍彦”(カバー裏紹介文)


目次:
第二版序文
序論

【第一部】
I メドゥーサの美
 {1 ゲーテとシェリーにおけるメドゥーサの美/2 プレロマン派、ノヴァーリス、シャトーブリアン、ユゴー、ボードレール、フローベール、ダヌンツィオにおける恐怖の美、美と死/3 先駆者たち―タッソー、エリザベス朝と王政復古の劇作家/4 十七世紀の抒情詩人たち/5 十七世紀作家およびロマン派における汚辱の美のテーマのはらむさまざまの意味/6 汚辱の美のテーマのボードレールにおける再現.〈腐敗熟成〉の誘惑.凄惨な風景美}

II サタンの変貌
 {1 タッソーとマリーノにおけるサタンの風貌/2 ミルトンのサタン.テーヌの見解.ミルトンのいわゆる悪魔主義.ロマン派(シラー、ブレイク、シェリー)の視点/3 高潔な盗賊の類型とミルトンのサタン的類型の融合/4 「恐怖小説」におけるアウト・ロー的類型.アン・ラドクリフにおけるスケドーニ.シェイクスピア的要素/5 マシュー・グレゴリ・ルイス、ハインリヒ・チョッケ、『大盗賊アベリーノ』、『ジャン・スボガール』
・・・ほか}

III 聖侯爵の旗印のもとに
 {1 責め苛まれる女.『クラリッサ』.リチャードソンの道徳観/2 『修道女』.ディドロと『自然の体系』/3 『哲学女テレーズ』/4 『危険な関係』.ボードレールの見解/5 サド侯爵の小説と彼の〈哲学〉
・・・ほか}

IV つれなき美女
 {1 宿命の女の主題の普遍性.アイスキュロス、エリザベス朝劇作家/2 ロマン派ておける宿命の女のタイプ.二つの系譜/3 『マンク』のマチルダ/4 ヴェレダ.サランボー/5 メリメ.『女は魔物』『カルメン』.宿命の女の地位.エグゾティスムとエロティシズム
・・・ほか}

V ビザンティウム
 {1 ギュスターヴ・モローの芸術/2 モローとユイスマンスにおけるサロメ/3 モローにおける宿命の女.瀕死の男たちに囲まれたヘレネ/4 ワイルドのサロメ.ハイネとフローベールによって取り上げられたテーマ.バンヴィル・ラフォルグ/5 マラルメの『エロディアド』.その象徴的意味.エロディアドとサランボー
・・・ほか}

付論1 スウィンバーンと「イギリス風悪徳」
 {1 イギリス風苦痛淫欲.ジョージ・オーガスタス・セルウィン/2 フランス・ロマンティスムにおけるイギリス風サディズムの典型/3 ゴンクールの『日記』において、モーパッサンによるスウィンバーン像.『ラ・フォスタン』の作中人物セルウィンにたいする影響.他の実在の人物との混交/4 一八八五年『ベル・メル・ガゼット』紙に暴露されたロンドンのスキャンダル.ヴィリエ・ド・リラダンの論文/5 『快楽』におけるマウント・エッジカム侯爵なる人物
・・・ほか}

【第二部】
付論2 ダヌンツィオと「言葉にたいする官能的嗜好」
 {1 源泉研究に関する一般的考察/2 漠然たる系譜上の比較.例証/3 内容の借用、文体の借用.アンリ・ド・レニエと『アルチオーネ』.カルドゥッチ.フローベール/4 ダヌンツィオにおける文飾の源泉/5 言葉の重要性
・・・ほか}

原註
解説
索引
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