1982年初版　Ａ５判　P284　函および帯ヤケ、少汚れ　本体小口時代シミ　裏遊び紙少ラベル剥がし跡

歌人、小説家でもあり、幻想文学などへの造詣も深い筆者の評論集。

目次：
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赫奕として／挫せる戴冠詩人（崇徳院）／いはねばこそあれ（岩つゞじ）／ありとしもなき幻なりや（蕪村）／戀母譚菅見（泉鏡花）／風瀟々（耿之介の荷風論）／たとへば吉岡さん／他の人はいかやうにみる（森岡貞香）／わが盡忠は俳句かな（高柳重信）／不取敢二句（三橋敏雄）／いざ出語のカトウ節（加藤郁乎）

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むらぎも冷ゆる（中井英夫）／天の菫（稲垣足穂）／見渡せば（丸谷才一）／好きか嫌ひか（秦恒平）／漂流者への箴言（金井美恵子）／暗い景色（河野多恵子）／文體の問題（塩野七生）／オルフェオの遺言（矢代秋雄）／半途夭折の詩人（三富朽葉）／聽きかねし（圓地文子）／有心水妖集（中村苑子）／ひらきます晶子曼陀羅（與謝野晶子）／解剖された吸血鬼（栗原成郎）／三人乘語（歌舞伎輪講）／吸血鬼小説の新機軸（アン・ライス）／拙著と比べつゝ（村田經和）

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星の操る秘蹟（占星術）／一泊用の旅行鞄／長靴を穿いた猫穿かない猫（ペロー）／扇さばき（マダム・ノスタルジー）／踊る半神たち（バレエ・リュス）／王子跳躍（ペーター・プロイヤー）／ヴィヴァ・コルドヴァ（西班牙舞踊）／バンドネオンが啜りなくとき（タンゴ）／想ひ出のタンゴ（フォン・ゲッツィ）／艶人草の聲（淡谷のり子）／花に心を引く弓の（山路曜生）／花月ふたゝび／夏は／とめどもなくて／後記