2011年　22.2×29.1　P159　帯上端破れ　カバー上端僅イタミ

““布でつくった彫刻”。与勇輝の作品はしばしばそう称され評される。圧倒的な存在感と生命感……。私たちはそこに人形以上のものを感じる。与勇輝の初期から未発表作品まで、100作品253体を紹介。人形作家になるまでの軌跡など、これまであまり語られることのなかった創作の背景に迫る。”（帯裏紹介文）

目次：
アトリエ点景
　人形がうまれるとき
　与勇輝アルバム　Atae Yuki biography
　創作の情景　Atae Yuki atelier

第１章　出発　初期の作品から　towards doll artist
第２章　面影　あの頃の子どもたち　the childhood memories
第３章　郷愁　心のなかに在る景色　longing for something past
第４章　生命　動物的な存在をかたちに　fairies and ghost
第５章　日常　儚い瞬間から普遍な姿を　an ordinary scene
第６章　銀幕　小津監督へのオマージュ　my youthfull days
第７章　記憶　時代の傷跡　hope for peace

私と創作人形（与勇輝）
与勇輝略歴
掲載作品一覧
富士河口湖町立　河口湖ミューズ館・与勇輝館

エッセイ
　布により彫刻（飯沢匡）
　崖っぷちすれすれの仕事（佐藤忠良）
　心の底から日本の風物を物語っている（中島千波）
　“人形観”が変わってしまった（藤井フミヤ）
　与さんの手は魔法の手（黒柳徹子
　「ニングル」に寄せて（倉本聰）
　人形界の土門拳（藤森武）
　純粋で素直な人間の「いれこ」をつくる作業（河北倫明）
　もう一つの小津的空間（山内静夫）
　人形たちの内面が発酵している（ジェームス三木）