1982年 14.3×22.1 P270 表紙少クスミ、少イタミ、背ヤケ
全270ページのうち特集161ページ。
目次:
【迷宮劇場 11】大魚に呑まれて アハブとネモ(私市保彦)
【起承転結 23】六花三婆(安野光雅)
【耳目抄 39】「玉階の怨み」(竹西寛子)
【短篇】
黄昏(小佐井伸二)
流れ星(承前)(司修)
【詩】
キャベツ(《雨かんむりに金+鳥》見忠良)
OSAKA(榊原淳子)
【干物の冒険 11】心臓とノーミソ(長新太)
【表層の現象学 11】ファンタジーは可能か M・エンデ『はてしない物語』を読む(中野収)
特集:ベケット 意味の不在 不在の意味
【最新戯曲】モノローグ一片(S・ベケット 訳:高橋康也)
【エッセイ】
ディディの沈黙のつぶやき(石澤秀二)
ダンテ・・・ヴィーコ・・ジョイス・ベケット(大澤正佳)
友人紹介 ウラジーミルとエストラゴン(大橋宏)
【文学の位相】
厳密なる即興(川口喬一)
ボールの反射(安藤元雄)
極限のトポグラフィ 『ワット』について(富士川義之)
【文学の系譜】
ベケットと十八世紀の先祖たち(楜澤雅子)
「閉じたシステム」のエンド・マーク ベケット スターン(高山宏)
【対話】ベケット的円環 現代演劇とベケット(高橋康也、別役実)
【ドラマトロジー】
「ゴドー」の木とウィニーの傘など(安堂信也)
泥沼にむかって《諾》と言う(P・ブルック 訳:松本小四郎)
ベケットとピンター(喜志哲雄)
『ゴドー』をめぐる七つの覚え書《ノート》(A・サストレ 訳:安達まみ)
『ゴドーを待ちながら』を待ちながら(利光哲夫)
【プロフィール】いくつかの出会い(E・M・シオラン 訳:松浦寿輝)
【言語とベケット】
身体と言葉のコギト(近藤の耕人)
ベケット薬局(丘澤静也)
ベケットにおける言葉(ジャンヴィエ 訳:内藤俊人)
【資料】ベケット年譜/書誌一覧(西垣学)
【短期集中連載・上】『変化の象徴』より 蛾の歌1(C・G・ユング 野村美紀子)
【エッセ・シネマトグラフィック 11】顔の記憶(四方田犬彦)
【『秋』創作ノート 2】小説構想への試み(二)(中村真一郎)
【中世の〈光〉=ロマネスク建築 8】聖フォワ修道院附属教会(饗庭孝男)
【メディチ家の滅亡 19】ボヘミアの醜い悪女(中田耕治)
【解放区】(川崎洋)
【われ発見せり】人間的距離(稲生永)