1996年 14.3×22.1 P282 表紙僅クスミ、背少ヤケ
全282ページのうち特集216ページ。
目次:
【日付のない日記 第4回】一週間(田中小実昌)
【耳目抄 155】小さくない風穴(竹西寛子)
【詩】
花虫類奇譚(窪田般彌)
小詩集 聖域(高橋順子)
アナグラム人名図鑑(石津ちひろ 絵:宇野亜喜良)
性交誌上主義(片岡直子)
【掌篇 白のフラグメント】白い月(三枝和子)
特集:還ってきたセザンヌ
【エッセイ】
なぜピュジュなのか(阿部良雄)
ハリネズミの視線(粟津則雄)
破壊者としてのセザンヌ(若桑みどり)
【セザンヌの現在】
インタヴュー グラン・パレのセザンヌ(カシャン 訳:飛嶋隆信)
近代性の転換点におけるセザンヌ セザンヌ展案内(I・カン 訳:松浦寿夫)
徹底討論 セザンヌ サントネール ストライキ―100年祭の大回顧展に出会って(小林康夫、松浦寿夫)
【欲望】
セザンヌの女たち(ソレルス 訳:岡本健)
茫然自失の中で問うこと(丹生谷貴志)
セザンヌの睾丸(レーベンシュタイン 訳:松岡新一郎)
『セザンヌ解釈』なぞなぞ遊び(浅野春男)
【筆触/色彩】
色彩の幾何学(ダミッシュ 訳:松岡新一郎)
セザンヌの教え(松浦寿夫)
セザンヌの白(鈴村和成)
【感覚の実現】
プッサン伝説(R・シフ 訳:飛鳥隆信、松岡新一郎)
セザンヌと絵画記号(前田英樹)
【移動―南へ】
絵のなかの絵(ハントケ 訳:石光輝子)
彩られた感覚 セザンヌとマチス(天野知香)
セザンヌとブラックの間のエスタック 絵の主題から絵画的対象へ(フロティジ 訳:飛嶋隆信)
【日本への開かれ】
日本におけるセザンヌ受容史の一断面―一九二〇年代の人格主義的セザンヌ解釈の形式と行方(永井隆則)
現代のサント=ヴィクトワール山はどこにあるか?(藤幡正樹)
【資料】
口絵構成 セザンヌとの対話(編訳:大屋美那)
セザンヌ・キーワード辞典(松岡新一郎 他)
ポール・セザンヌ年譜(岸清香 他)
コラム ワールド・カルチュア・マップ
アメリカ 自己の記憶との対話 エリクソン『アムネジアスコープ』(上岡伸雄)/イギリス ロンドンの空の下 詩人たちのオリンピック(白石かずこ)/フランス ローカルに編み直される ヨーロッパの即興シーン(福島恵一)/イタリア ナーポリの人間学(芝田高太郎)/ラテンアメリカ メキシコのポサーダ展(安藤哲行)/ロシア 永遠の未完 セルゲイ・クリョーヒン追悼(鈴木正美)/中国 中国知識人のカンバセーション・ピース(山口守)/台湾 張愛玲逝きてなお 国際シンポジウムのことなど(池上貞子)/日本 映画作家・大木裕之の仕事(石原郁子)/幻想通信 アート系CD-ROMの問題(大瀧啓裕)
【遠い街】床屋嫌いのパンセ(堀江敏幸)
【今月の作品】
【われ発見せり】カフカとプラハ(田尻芳樹)