1991年 14.3×22.1 P288 表紙および小口少ヤケ、少汚れ
全288ページのうち特集205ページ。
目次:
【西洋書物学事始 10】書誌学者ジェフリー・ケインズの誕生―学術書の出版を考える(高宮利行)
【カフカのかなたへ 12】二等兵フランツ(池内紀)
【詩】
雪は汚れていた(田村隆一)
ちいさなカウリー(子安貝)を拾う(藤井貞和)
闇(吉田可南子)
【食客風雲録 20】チンリン/\チチンチチン(草森紳一)
特集:アンドレ・ブルトン シュルレアリスムの法王
【ブルトンへのオマージュ】
光の手・出現と変相(野中ユリ)
はみだした「リアリティー」(藤幡正樹)
【ブルトンと美術】
シュルレアリスム芸術の発生と展望(ブルトン 訳:巖谷國士)
アンドレ・ブルトンと美術(巖谷國士)
絵画の裏切り(宇野邦一)
未知の世界へと開かれた窓(谷昌親)
【ブルトンのポエジー】
イマージュ/ポエジー(ブルトン 訳:松浦寿輝)
応接間のひばり(ブルトン 訳:青木真紀子)
文字・太陽・遭遇(松浦寿輝)
【ブルトンのイマージュ】
博物誌の方へ(朝吹亮二)
イメージ批判 シュルレアリスムの場合(兼子正勝)
【ポエム・オブジェ】
客観的偶然に関する報告(ブルトン 訳:鈴木雅雄)
情念鳥類学と客観的偶然(ブルトン 訳:鈴木雅雄)
ひまわりは誰の花(鈴木雅雄)
【ブルトンと戦争】
黒い光(ブルトン 訳:星野守之)
【ブルトンの系譜】
扉としての書物 ブルトンとジェラール・ド・ネルヴァル(野崎歓)
【ブルトンと西欧の近代】
アンドレ・ブルトンまたは近代の大いなる「器」(巖谷國士、朝吹亮二、松浦寿輝)
【ブルトンの生涯】
時の黄金探索者(星埜守之)
【ブルトン著作一覧】
アンドレ・ブルトン図書館(星埜守之、鈴木雅雄)
コラム ワールド・カルチュア・マップ
アメリカ ポストパンク・ゲイ小説 デニス・クーパーの『フリスク』(風間賢二)/フランス YOKOと杳子のあいだ ヴェロニック・ペランの仏訳(芳川泰久)/イギリス 映像による欲望の三角形 ピーター・グリーナウェイ監督『プロスペローの本』(石田和男)/ドイツ 復讐は、無邪気に、派手に、残酷に(園田みどり)/イタリア 「幻の作家」モロヴィック(竹山博英)/ラテン・アメリカ 嗚々、ロ〜マンス―フェンテス『戦い』(安藤哲行)/ソ連・東欧 ロシア語訳『百人一首』(田村充正)/中国 鉛筆の恋愛、自動車の共和国 胡適生誕百周年によせて(藤井省三)/幻想 挿絵本基礎知識入門編(大瀧啓裕)/SF ヴァリスへの長い道 ディック書簡以後(巽孝之)
ユリイカ総目次1991
【今月の作品】
【われ発見せり】エリオット先生の料理法