1990年 A5判 P254 表紙クスミ、少イタミ、背少ヤケ ページ上角僅折れ跡
全254ページのうち特集168ページ
目次:
現代芸術の英雄時代《エポック・エロイク》(9) 『アリス・B・トクラスの料理の本《クック・ブック》(金関寿夫)
世紀末的魂と夢(22) 享楽主義者マリウス(富士川義之)
耳目抄(102) 累卵の生(竹西寛子)
詩 {人が星になるまで(田村隆一)/黒蝶(正津勉)/メアリアンとマックイン(小原眞紀子)}
食客風雲録(7) 舌先三寸の爆弾(草森紳一)
【特集 ラファエル前派 憂愁の美女の秘められた物語】
同時代の証言 {ラファエル前派の彼ら自身による肖像(松村伸一)
評伝ロセッティ&モリス {ロセッティとモリスと女性たち(鳥海久義)}
評伝バーン=ジョーンズ {記録のない時間 バーン=ジョーンズ美学の深海をさぐる(河村錠一郎)}
評伝ラスキン&ミレー {ラスキンとミレー その女性をめぐって}(松浦暢)
ラファエル前派とヴィクトリアン・エイジ {反動的(富山太佳夫)/額縁と娼婦(谷内田浩正)}
ラファエル前派のエロティシズム {ラファエル前派の絵画に現れた絶世の美女たち(占部敏子)/宿命のミューズたち ウィリアム・モリスと『ヴォルスンガ・サガ』(横山千晶)/袖と手に包まれて ロセッティのエロティシズム(山口恵里子)}
ラファエル前派と現代 {ラファエル前派とヒッピー、そしてピグマリオン(高宮利行)/ダリとラファエル前派(谷田博幸)}
カラー図版構成―ロセッティ、詩と絵画 {D・G・ロセッティ―絵画の詩、詩の絵画(絵&詩:ロセッティ 訳・解説:河村錠一郎)}
【コラム 世界の文学】
アメリカ こんな傑作がかれの最初で最後の小説だったなんて…… フェリッペ・アルファウの『ロゴス』(越川芳明)/イギリス ある批評家の軌跡 フランク・カーモウドの場合(高橋和久)/ドイツ 凶器としてのテクスト ライナルト・ゲッツの『コントロール』(河野みどり)/イタリア 《…恐ろしく穢れた国で…》(古賀弘人)/ソ連・東欧 東から来たハムレット(沼野允義)/ラテンアメリカ 二十三のしずく イサベル・アンフェンデ『エバ・ルナのお話』(新谷美紀子)/中国 少年ボルシェビキと美しき人民共和国 王蒙(藤井省三)/幻想 変幻自在の小説の魔術師 フランシス・スティーヴンス(大瀧啓裕)}
今月の作品(大岡信) {石井香江/吐山しゅく子/廣瀬裕作/清水克也/田中宏輔/河田昌裕/石井孝幸/小林一晴/Mamjer Stain}
われ発見せり 合宿的音楽学?(森泰彦)