
1984年初版 四六判 P256 カバースレ、背ヤケ大
“「日本とゲルマンの祭祀秘密結社」「まれびと考」「日本語の成立における蝦夷語の役割」など6つの章と、著者スラヴィク教授の日本研究自伝を含む、新しい日本文化のルーツ論。”(宣伝文)
アイヌ、東北、九州などをおもな対象として、日本の民族文化、信仰、神話について欧州・アジアなどの地域と比較しつつ研究してきた民族学者スラヴィクの論考と、自身による回想を収める。
目次:
スラヴィク教授の日本研究(クライナー・ヨーゼフ)
序文
第一章 私の日本研究五〇年
第二章 日本とゲルマンの祭祀秘密結社
序/一 イデオロギー/二 儀礼/三 派生形態/四 秘密結社員としてのスサノオ/結論}
第三章 「車田」雑考
第四章 「まれびと」考
第五章 隼人問題に関する若干の考察
第六章 日本語の成立における蝦夷語の役割
第七章 「日本学」における言語学的研究の占める意義
A・スラヴィク教授著作文献目録
後記(住谷一彦)