1989年 14.4×22.1 P254 表紙ヤケ、少汚れ 小口および扉ページ端少ヤケ
全254ページのうち特集162ページ。
目次:
【世紀末的魂と夢3】白の誘惑(富士川義之)
【「女学生」の系譜3】風のいたずら(本田和子)
【耳目抄87】詩と音楽(竹西寛子)
【詩】
CREMATION(白石かずこ)
沈黙の舌/ことば(玉井國太郎)
白い手のメアリ(小原眞紀子)
【新連載 うわさの遠近法1】妖怪学と失念術(松山巖)
【ファシズムを生きた人々14】A・ブラゼッティ 大衆プロパガンダ映画への試み(田之倉稔)
【恋愛小説の陥穿5】川端の傲慢(三枝和子)
特集 ボルヘス ブエノスアイレスが生んだ世界の文学
【詩】(ボルヘス 訳:鼓直)
鉄の貨幣
永遠の薔薇
【エッセイ】アトラス―旅のボルへス(ボルヘス 訳:鼓直)
イスタンブール/ヴェネツィア/気球 の旅/ジュネーヴ/街角/作品による救い/図版構成
【講演】わたしの仏教(ボルへス 訳:野谷文昭)
【対話】家族写真 ボルヘス文学の原風景(ボルヘス、オカンポ 訳:井上義一)
【ボルヘスの世界性】驚嘆するヨーロッパ(野谷文昭)
【ボルヘスの思考】
言い落としたこと(富山太佳夫)
「神のエクリチュール」 ボルヘスの思考とユダヤ=イスラム・スペインの思想(杉浦勉)
硬貨とナイフ(宇野邦一)
出来事・切り株・砂・館(丹生谷貴志)
【ボルヘスとブエノスアイレス】
たそがれとき、バラ色の街で…(今福龍太)
ボルヘスの無法者たち タンゴそれにブエノスアイレス(杉山晃)
【至んだ鏡―ヨーロッパのボルへス】ポルヘスは何者か?(R・モリナ)
【評伝】ボルヘス伝 〈幸福の王子〉の戦いの生(木村榮一)
【著作解題】ボルヘス図書館(安藤哲行、鬼塚哲郎、木村榮一、平田渡)
【アメリカ文学の現在】おじさんもカッカと燃えているんだよ ―R・ストーンとW・ギャスの論争(越川芳明)
【フランス文学の現在】合言葉はガリ・グラ・スイユ 文学賞レポート(芳川泰久)
【イギリス文学の現在】娼婦の改心 ファウルズ『マゴット』(加藤光也)
【ドイツ文学の現在】貪欲なバガテル ―『七つの罪』(河野みどり)
【ソ連・東欧文学の現在】ロシア文学は二つか、一つか?(沼野充義)
【中国文学の現在】中国のガルシアマルケス ―莫言(藤井省三)
【幻想通信】モダン・ホラーの極点 R・マッカマン『スワンの歌』(大瀧啓裕)
【新しいSFの海図】88年度アメリカSFの海図(巽孝之)
【今月の作品】(吉増剛造)
【われ発見せり】最近のヘミングウェイ研究書から(沼澤洽治)