1980年初版 ページ部分14.9×20.3 P204 函スレ、少イタミ、ヤケ、クスミ 本体カバー袖および扉ページ剥がし跡
目次:
プロローグ:映画のグラン・ブールヴァル
I リュミエール兄弟:あるいは夢の実現
{一八九五年十二月二十八日キャプシーヌ大通り14番地/アントアーヌ・リュミエールと写真の時代/リヨンのリュミエール家(ルイの回想)/〈グラン・ブールヴァル〉における〈キネトスコープ〉の話題/一八九四年リヨンの秋/最初の映画撮影/「グラン・キャフェ」における成功}
II エミル・レイノー:あるいはアニメーションに憑かれた男
{モンマルトル大通り10番地/「グレヴァン博物館」/レイノーの青春フォーブル・ポアソニエール通り/動きの再現―ル・ピュイのレイノー/アニメーションの発明―ロジェ通り58番地/「視覚劇場」の成功とレイノーの不幸/イヴリの養老院を訪ねて―最後の日々}
III ジュル・マレイ:あるいは動きの解析学
{マレイの旧邸ドルセール大通り11番地と旧コメディ通り14番地/マイブリッジとの往復書簡/プランス公園における運動の観察実験/マレイとの三日間}
IV ジョルジュ・メリエス:あるいは幸福な奇術師
{サン・マルタン大通りにおけるメリエス一家/「ロベール・ウーダン劇場」とジョアンナ・ダルシー/映画に対するメリエスの意見/オペラ座広場におけるトリックの発見/モントルィユの撮影所と演出家メリエス/『月世界旅行』を語るメリエス/「流行は過ぎ去ったのに……」(ジャッセ)/破産・養老院そしてペール・ラシェーズ}
V シャルル・パテ:あるいは成功者をめぐる人々
{ヴァンセンヌにおける若き日々のパテ/〈フォノグラフ〉との出逢い/アンリ・ジョリとリシュリュー通りの新しい店/ジャン・グージョン通り慈善バザーの大火、グリフヴォラス氏/ヴァンセンヌのパテ撮影所、ゼッカの入社/〈グラン・ブールヴァル〉の映画館/マックス・ランデの栄光と死}
VI レオン・ゴーモン:あるいは怖ろしい経営者をめぐる人々
{サン・ロック通り、アリスとゴーモン/「ゴーモン社」のはじまり(アリスの回想)/世界最初の女性監督/ゴーモンとルイ・フィヤードとベルヴィル撮影所/〈ファントマ〉登場/モンマルトルの丘にて―失われた「ゴーモン・パラス」}
VII 一九〇〇年万国博覧会:あるいは新しい世紀の夢
{『一九〇〇年万国博写真アルバム』を買う/幻の万国博めぐり/パノラマとリュミエールの大型映画/グリアモン=サンソン、〈シネオラマ〉を語る/発声映画の夢―バロンとクレマン=モリス}
エピローグ:回想のグラン・プールヴァル