ディオニューソス　神話と祭儀　ワルター・Ｅ・オットー　訳：西澤龍生　論創社

1997年初版　四六判　P306　帯スレ、背ヤケ、下端僅破れ　カバークスミ、イタミ、少シミ汚れ　本体遊び紙端少剥がれ、裏遊び紙上角値段消し跡

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1997年初版　四六判　P306　帯スレ、背ヤケ、下端僅破れ　カバークスミ、イタミ、少シミ汚れ　本体遊び紙端少剥がれ、裏遊び紙上角値段消し跡

“揺曳する古代の霊気《アウラ》
「ニーチェとともに、文献学者でありながら、ドイツ哲学史上に確固たる地位を要求しうる思想家でもあった」（Ｋ・ケレニィ）と謳われた著者が、ニーチェ的「ギリシア精神の開顕」を目論む、異色のバッコス論。”（帯文）

第一部では古代ギリシャの宗教を研究するうえでの著者の立場と方法論、「祭儀」と「神話」の取り扱い方を示す。
第二部では、異邦の神としてギリシアに入ってきたディオニューソスが信仰されるに至った過程、その祭儀のありよう、付与されたさまざまな性格やイメージ……などについて考察する。

目次：
はしがき
第一部　神話と祭儀

第二部　ディオニューソス
　1　序言
　2　ディオニューソス祭儀の原郷
　3　ゼウスとセメレーの後裔
　4　その神顕現の神話
　5　来臨する神
　6　仮面の象徴
　7　喧噪と静寂
　8　魔法をかけられた世界
　9　幽暗の狂気
　10　ディオニューソス的狂躁を闡明する現代の緒理論
　11　狂気の神
　12　葡萄の樹
　13　植物霊デュオニューソスの啓示
　14　湿潤のエレメント
　15　ディオニューソスと女たち
　16　アリアドネー
　17　ディオニューソスの運命
　18　ディオニューソスとアポローン
　19　悲劇に関する結語

注
原点略号一覧
訳者あとがき
主要事項索引