2008年初版 ページ部分22.2×30.6 P265 カバー上端イタミ 帯付
世田谷美術館および兵庫県立美術館で開催された展覧会「冒険王・横尾忠則」の図録を書籍化したもの。
“アート界を果敢に突き進む横尾忠則の鮮烈なる軌跡!”(帯文)
“過剰で、懐かしく、それでいてまったく未知の、豊饒なイメージを包摂する最新絵画から、大胆不敵にして驚異的に緻密な仕事ぶりがうかがえる、初公開の1960〜70年代グラフィック原画まで、約600点をオールカラーで収録。実人生と芸術観を結びつけ、美術と文学といったジャンルを鮮やかに踏み越える、画家みずからの芸術のありようを集約した、「冒険王」横尾忠則の決定版作品集! 人生と創造の秘密の一端を語った作家のロング・インタビューつき。”(帯裏紹介文)
目次:
食べたり、感電したりできる絵のこと、そして「冒険の思想」についても、すこしだけ。(荒俣宏)
視覚の鏡―Y氏への手紙(酒井忠康)
図版
第1章 予感/選択
コラム Y字路の姿かたち(山崎均)
第2章 旅のはじまり
コラム 夢とうつつの星の下―横尾忠則の子どもたち(塚田美紀)
第3章 少年は冒険を好む
コラム 〈絵物語〉に胸躍らせた同士として(根本圭助)
コラム 世界に開かれた窓―エッツェル版〈驚異の旅〉の挿絵をめぐって(石橋正孝)
第4章 冒険の時代 横尾忠則1960〜70年代の仕事
コラム いろいろな思い出すね(和田誠)
コラム 横尾忠則と演劇ポスターの熱い時代(扇田昭彦)
コラム 極私的60年代回想―横尾忠則の一受容者として(越智裕二郎)
第5章 創造の冒険 夢・コラージュ・反復・ルソー・名画
第6章 戦士の休息
コラム 横尾忠則と動物(岡本弘毅)
第7章 冒険は終らない
コラム 横尾少年を魅了した二つの小説(堀江あき子)
コラム バローズのターザン、映画のターザン、横尾のターザン(出原均)
横尾忠則「冒険」をめぐるロング・インタビュー
作品リスト
Painings that Can Be Eaten and Electrocute, and a Little Bit about the "Philosophy of Adventure"(Hiroshi Aramata)
Mirror of Vision―A Letter to T.Y.(Tadayasu Sakai)