1970年第31版　15.3×16.6　P158　帯および表紙背ヤケ、角スレ　ページヤケ、少汚れ、上角僅折れ跡

装幀・挿絵：宇野亜喜良
写真：沢渡朔

“寺山修司抒情シリーズ３
この本は若い恋人たちのためのアラビアンナイトです。愛がほしいとき、愛しすぎてとても淋しいときこの本をひらいて下さい。きっとねがいごとがかなうでしょう。”（帯文）

目次：
宝石
　｛プロローグのかわりに　指輪／王様が指輪をこすっても悪魔が出なかったので、ぼくは……｝
宝石童謡
　｛ルビー／真珠1／真珠2／サンゴ／アメシスト／ヒスイ／ダイヤモンド／エメラルド／ガーネット／サファイヤ／猫目石｝
小さな星に腰かけて書いた物語
　｛星の王子さまが大人になったら／小さな星に腰かけて／ことばの星まで連れてって／幸福という名の星／星の魚／消さないで｝
ことばの城
　｛ことばの城／階段／呪文／黒板／サ行二段活用恋愛形／ある日／二人のための英語のお稽古／ハート型の思い出｝
キスキス
　｛キスキス／ダフニスがクローエにしたキス／ピエールがリュースにしたキス／ポールがヴィルジニーにしたキス／ロミオがジュリエットにしたキス｝
少年歌集
　｛麦藁帽子／美しき日々／頬燃ゆる／猟銃をもてる夫人／惑いの年／魔に憑かれて／失いし日の｝
屋根裏の童話
　｛屋根裏の童話／太平洋／この世で一ばんみじかいロマンス／線の少女｝
愛さないの愛せないの
　｛ニューヨークからの絵葉書／汽車／友だち／カウボーイ・ポップ／しみのあるラプソデー／一ばんみじかい抒情詩／愛する／ぼくのマリー／何にでも値段をつける／古道具屋のおじさんの詩／ジゴロになりたい／十五才｝