1983年 A5判 P230 表紙クスミ、背および端少ヤケ
全230ページのうち特集151ページ
目次:
月次抄(48) 言葉または「オイディプス王」(竹西寛子)
詩 {便所のない国で(飯田善國)/噴水(川田絢音)}
ピーターパン通信―ちょっとふしぎ噺(最終回) 美しい瞳(今江祥智)
デジタルコミック(最終回) タコはゆかい(タイガー立石)
【総展望 現代日本の芸術】
文学の地平 {まさしく至上の時 中上健次論(ねじめ正一)/大江健三郎と「同時代」(絓秀実)/筒井康隆あるいは言語の劇場(関井光男)/村上春樹と黄金の羊(生井英考)}
音楽の地平 {坂本龍一 ムーンライト・スター(丘沢静也)/繇《うた》、聲《おとずれ》 武満徹論(小林康夫)/媒介者としての表現者 高橋悠治論(栗坪良樹)}
建築の地平 {「あいだの建築」もしくは両性具有的ラディカリズム 磯崎新論(彦坂裕)/観念のテロリズム 篠原一男論(三宅理一)/もうひとつのユートピア 槇文彦論(松永安光)}
コミックの地平 {ナルシシズムの美と倫理 萩尾望都論(中野久夫)}
映画の地平 {いつか見た光景 大林宣彦論(四方田犬彦)/ポルノグラフィの詩学 小沼勝論(加藤幹郎)}
写真の地平 {距離の化身 篠山紀信論(鈴木志郎康)/眼の歩行者 高梨豊論(大島洋)/隔絶としての写真 奈良原一高論(稲川方人)}
演劇の地平 {玉三郎の昨日と将来 坂東玉三郎論(須永朝彦)/横浜ボートシアターあるいは演劇への複数の視線(梅本洋一)}
デザインの地平 {木村恒久、ザ・好奇心(佐野山寛太)/三宅一生の異和感覚(生井英考)}
美術の地平 {「制度」への挑戦 工藤哲巳論(たにあらた)/読む絵画 荒川修作論(岡田隆彦)/在るもの、見えないもの 桑山忠明論(早見堯)}
パフォーマンスの地平 {両義性の過激派 山海塾論(鹿毛仁)/アルシーヴ、20年 土方巽論(國吉和子)}
薔薇のイコノロジー(12) 刻印された〈詩〉(若桑みどり)
中世の〈光〉=ロマネスク建築(最終回) 精神と化した石の物質空間(饗庭孝男)
[見る]ことの愉悦 覚醒するヴァルネラビリティ ヘルンバインの世界(伊藤俊治)
ユリイカ総目次 1983
解放区(渋沢孝輔) {鈴木惟/柚木りつこ/塚越光孝/池田美佳/小原真紀子/永井偉貴}
われ発見せり 地下通路の朝の旅(松本邦吉)