〈忘却〉の文学史 ハラルト・ヴァインリヒ 訳:中尾光延 白水社

1999年初版 四六判 P429 カバーおよび帯背ヤケ カバー上部少イタミ 扉ページ端少折れ跡

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1999年初版 四六判 P429 カバーおよび帯背ヤケ カバー上部少イタミ 扉ページ端少折れ跡

副題:ひとは何を忘れ、何を記憶してきたか

“〈忘却術〉はありうるか?
「かつて存在せず、理論的にもありえぬ学問分野を案出しよう」ウンベルト・エーコが提案し結局は断念したこの知的遊戯に、ロマンス学の碩学が満を持して応えた話題作。記憶とは、忘却とは何かを問いつつ、ホメロスからクンデラ、コンピュータに至る事例を実り豊かに探る。”(帯文)

目次:
第一章 言葉のなかの忘却
第二章 人間も忘れれば神もまた忘れる
 {1 想起の技法と忘却の技法―シモニデス、テミストクレス/2 オデュッセウス、おのが忘却の運命を物語しこと―ホメロス/3 恋の神アモールは健忘症―オウィディウス/4 神的な忘却と現世を生きる人間の想起と―プラトン、アウグスティヌス/5 想起と忘却、神と人間の狭間にて―ダンテ}
第三章 その性《さが》忘れやすき理性の機知
 {1 脳内になお記憶の余地ありやいなや?―ビベス、ラブレー、モンテーニュ/2 精神にはいかばかりの記憶が必要か?―セルバンテス、ウァルテ、レッシング、コルドモア、エルヴェシウス}
第四章 啓蒙思想と忘却
 {1 合理的な思考と方法論に基づく忘却―デカルト、トマジウス/2 忘却は制御できたり、できなかったり―ロック、ヴォルテール/3 棒暗記はもうたくさん!―ルソー/4 ランペという名は、なぜ忘れられねばならなかったか―カント}
第五章 思い出すのも剣呑、忘れるのも剣呑
 {1 忘れたつもりの色事の数々、誠実に語りつつ―カザノヴァ/2 忘却の讃歌を歌う理由があり―フリードリヒ大王/3 忘却の事例や症例、揃いぶみ(みんな顔出せ、生き生きと!)―ウァレリウス、マクシムス、ペトロニウス、千一夜物語、ハウフ、ハイネ、マン、ルリア博士、ボルヘス、クンデラ/4 パリには、咀嚼の鉄人こと忘却の達人もあり―ヴィクトリアン・サルドゥー}
第六章 忘却の術《すべ》から湧き出る新たな力
 {1 昔の影は忘れて新しい記憶を開拓しよう―シャミッソー/2 忘却術をめぐるファウストとメフィストフェレスの熾烈な闘い―ゲーテ/3 忘却とは難儀なプロジェクトと覚えたり―ニーチェ/4 忘却に安んじるか、安んじないか―フロイト}
第七章 忘却の詩学
 {1 暗き想起も底なしの忘却も詩の泉、されど、ものまね鸚鵡には御用心―マラルメ、ヴァレリー/2 忘却の深き淵から汲まれた記憶の詩学―プルースト}
第八章 忘れる権利は誰にもある。だが忘却することで安寧が得られるか?
 {1 自我を忘却する夢を見た―ピランデロ、シャーシャ/2 忘れよう、何もかもやり直すために!―ジロドゥ、アヌイ、サルトル/3 癒しの忘却、宥しの忘却―イエス、フォンターネ/4 謎めく「ヨベルの年」、健忘と大赦と―シラー、クライスト、ツェラーン}
第九章 アウシュヴィッツ忘れまじ
 {1 断じて私は忘れない―エリ・ヴィーゼル/2 忘却と闘う―プリモ・レーヴィ、ホルヘ・センプルン/3 物語《ゲシヒテ》の収集家、あるいは歴史《ゲシヒテ》の忘却者―ソウル・ペロー/4 記憶を抹消するために書き留める人―トマス・ベルンハルト}
第一〇章 コンピュータに蓄えた、すなわち忘れた!
 {1 新商売は時代につれて―投棄人―ベル、ボルヘス/2 エピローグ―学問における忘却主義のすすめ}

訳注(人名と出典を中心に)
訳者あとがき
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