1992年初版　13.2×19.1　P281　カバー僅イタミ

文学の冒険シリーズ

訳：千葉栄一・岩崎悦子
二人の作家の作品をを取り上げた短編集。
「奇妙な現実感覚の中にひそむユーモアと恐怖――現代チェコの代表的作家ヴィスコチルの世界。（9篇）」
「したたかな現実社会の殻を破って、大戦間期ハンガリー文学に新しい伝統をもたらしたカリンティの11編」（裏表紙紹介文より）

目次：
ヴィスコチル
アルベルト・ウルクの信じがたい昇進／飛ぶ夢、……／ヤクプの落とし穴／とてつもない冗談／快癒／師あり友である人は世に知られないまま残った／エド・マルチネッツは供述する／そうはいっても飛ぶのはやさしい／スピンダおじさんの〈冬外套〉

カリンティ
迷子になった市電の話／影／マルギトゥカの夢／ヴィジュアルな統計／心の顔／開腹手術／ある若者との出会い／動物が好き／ドーディ／靴のリボン／亀、もしくは居酒屋の中の気ちがい