
2001年 A5判 P190 帯背少ヤケ カバー少ヤケ、端僅イタミ 付録CD-ROM未開封
デジタルデザインをめぐる著者の思索をまとめた文章集であると同時に、DTPソフト「Adobe InDesgn」でページレイアウトされた本書自体がデジタルデザインの実用例としての側面を持つ。
付録CD-ROMには「Adobe InDesgn 日本語版(体験版)」と、実際に本書制作用に作成したファイルを収録。
“1989年以降様々な場面で書き留めてきた中から、私語に近い、感覚的な部分を集め書き直しさらに新たな評文を加えた、言わばコンピュータの前での彷徨と迷想を束ねた文章集である。
〈略〉
一見疾風怒濤に見えるデジタルデザインの十数年において、それに先導されてきた様にも見えるグラフィックデザインは何を変化させたのか、どのようにデザインへの認識は進化したのか…。…”(本書「まえがき」より)
目次:
【一 コンピュータに触れる】
環境、現実の手触り
線を引く
新しい「平面」の中で
実在する論理
手と道具そして眼
DTP 起動する
【二 電子の森】
植物を見る
遅延 誤差 赤方偏移
自己の外観
意志のスペクトル
植物の生活
鉄の声
方法と技術と論理
情報の構図
別の知、見えない情報
生物行動
存在という過剰
【三 生物の視覚】
TwilightReview という雑誌について
感覚の棲家……線を引く……
虫を描く
植物と昆虫の間……葉緑素と赤血球……
デスクトップ・パブリシング……1991DTP Review
虫の時間
【四 遠近法の庭】
Adobe InDesign 日本語版 product's brand graphic/平面の思い出/風景の細胞I/風景の細胞II/電子の水辺/石の記憶/黄昏の図法/'LINGO'preview of motion graphic design
黄昏を記述する
電子の水辺
フェルメールとターナー
重力のほとり
【五 デザインの棲家】
開きにくい優れたドア
バッド・デザイン
ノイズ
わかりやすさという標準
違和感の起動
デザインの遠近法
戦争の視覚
生物行動としてのデザイン
生存の技術
【組版ノート 日本語行組版の一つの考え方について(向井裕一)
【六 新しい速度】
想像力という機能
些細な違和感
「標準化」と電子思考