
1988年 A5判 P236 帯ヤケ、汚れ、角僅イタミ カバー僅イタミ、内側ヤケ 天地小口僅汚れ
“コンピュータ・グラフィックスの前線からアンダーグラウンド、B級映画まで、先鋭的イメージを自在に走査する著者初の映像論集!”(帯文)
目次:
まえがき
【網膜のモード】
落下傘TVへのビデオ・テクスト ―電子の跳躍、ナムジュン・パイク
電子画像のパフォーマンス ―身体延長としてのメディア
TVディスプレイの臨界点 ―[TV-WAR]に見る電子神経戦
パブリック・アクセス・アーキテクト ―マンハッタン・ケーブルTVとメディアフロンティア
パフォーマンスの死点 ―イースト・ピレッジのキャバレー空間
網膜のモード ―ビデオ・ディスプレイの走査速度
唇からのエレクトロン ―MTV美学とシンクロナイゼイション
走査線上のアリス ―加速するエレクトロン・パノラマ
メディア・アートの情報環境 ―グラフタルの前線とビデオ画像
対抗するコンピュータ文化 ―神経政治とコンピュータ・リクレーション
視覚的音階の生成 ―動く壁紙からビジュアル・ミュージックヘ
音像走査、シミュラクルの臨界点 ―生体メディアと「ホロフォニクス」
【映画の廃墟、セルロイドの炎】
アルファヴィルのターザン ―リメイク・オブ・ゴダール
倒立したハイアラーキー ―「ブレードランナー的世界」の誘惑
異界へのボーダー・チェイス ―映画『レポマン』とトランス・カリフォルニア
アメリカン・ウェイ・オブ・メディア ―走査線の自己増殖
シリコン・ダミーの孤独 電脳文化とマックス・ヘッドルーム
映画の廃墟、セルロイドの炎 ―ストレンジ・フィルムと六〇年代デッド・ストック
映画への帰限 ―NYインディーズフィルム・メーカーとアンダーグラウンド
操作されたイメージ交通 ―アンディ・ウォーホルとアメリカン・ポートレイト
パッド・テイストの進攻 ―ジョン・ウォーターズ
ノヴァ・バロウズ! ―ナイトクラビングからの情報代謝
エルトホ・ライジング、起き上がるモグラ 対抗文化の神話
肉体の神と観測者 ―イギリス映画の更新とケン・ラッセルの帰還
個体への供儀 ―タルコフスキーの遺産
あとがき