2013年　B５横長変型判（ページ部分24.0×18.2）　P127

2013年に横須賀美術館で開催された展覧会の図録。
第1、2章では江戸時代から明治にかけての刊本、浮世絵、戯画、双六にはじまり、水木しげるに至る「妖怪」作品を紹介。
第3章では伝統的な意味での「妖怪」ではなく、現代アートにおける社会に対する批判やグロテスクな表現に注目。「現代における妖怪とは《略》日常の中、人間の内面にひそんでいるものかもしれない」という意図から、池田龍雄、小山田二郎、今道子ほか、戦後から2000年代以降の作品までとりあげる。

目次：
ごあいさつ

[論文]原始の声　―妖怪の起源（谷川健一）
[論文]江戸の「妖怪」を追う　―浮世絵版画に描かれた妖怪たち―（日野原健司）

1章　妖怪登場　大都市・江戸に生まれた物語
2章　妖怪変化　近代にあらわれたさまざまな妖怪像
3章　妖怪はここにいる　現代アートにみる妖怪像

「論文]「妖怪」を追いながら　―日本の「妖怪」を追え！展をめぐって―　（日野原清水）

作家略歴
出品目録
主要参考文献