
2016年 14.4×22.1 P229 表紙僅スレ、少イタミ
全230ページのうち特集189ページ。
目次:
【私が出会った人々7】故旧哀傷・磯輪英一(中村稔)
【記憶の海辺―一つの同時代史15】一日の王 あるいは山と川と海(池内紀)
【詩】 テレビで見る海底の世界 ホイットマン管見(小笠原鳥類)
【今月の作品】(佐々木貴子、四塚麻衣、村崎友里恵、竹村転子、芦原根無 選:三角みづ紀)
【われ発見せり】五月のミステリー(柴田聡子)
●特集 ニッポンの妖怪文化●
【対談】妖怪たちのいるところ 水木しげる以降の文化のゆくえ(小松和彦、京極夏彦)
【〈妖怪〉の読みかた】
小泉八雲と井上円了の「妖怪不思議」(池田雅之)
妖怪と公共(畑中章宏)
伝承から表象へ 現代妖怪イメージの起源(香川雅信)
妖怪の尊厳(加門七海)
「インスマスの影」のごとく 『化物草子』と漢文文献(田中貴子)
体系化される「妖怪」(木場貴俊)
【創作】
かえりみち(大庭賢哉)
穴のあいた顔(高原英理)
野風(米澤穂信)
歯痛と鬼(田辺青蛙)
携帯電話たちはまだ(藤野可織)
あの妖怪図鑑を作った男(峰守ひろかず)
鵺(西岡兄妹)
【闇にひそむものたち】
妖怪見るべし、読むべし、戦うべし(藤田和日郎 聞き手:東雅夫)
顔を奪うむじな 泉鏡花「苦貉」の妖怪像(清水潤)
現代妖怪文学史逍遙(東雅夫)
歌舞伎の妖怪 呪術・演劇・遊び(横山泰子)
近世妖怪画の技法 「見えない世界」をいかに描くか(近藤瑞木)
春画・妖怪画・江戸の考証学 〈怪なるもの〉の視覚化をめぐって(鈴木堅弘)
美術に表われた妖怪 「大妖怪展」によせて(安村敏信)
【あなたの隣にあるふしぎ】
妖怪ミーツライトノベル! 古典からエンターテインメントへ(峰守ひろかず 聞き手:伊藤慎吾)
ライトノベルの妖怪像(伊藤慎吾)
オバQ=妖怪? ジバニャン=幽霊? サブカルチャーにおける妖怪・オバケ・幽霊(今井秀和)
妖怪は紙とインクでできている マンガの中の妖怪文化(飯倉義之)