
1970年 四六判 P279 カバースレ、キズ、少ヤケ、少イタミ 天地小口ヤケ、汚れ 巻頭・巻末および図版隣接ページ時代シミ
目次:
【第一部 フェリーニ論(ジルベール・サラシャ)】
序
フェリーニは来た!
人物
芸術家としての生活
かりそめの映画史
詩人
人間喜劇
諷刺の曖昧さ
聖霊の御名において
芸術と方法
『8 1/2』による証明
【第二部 評論と作品(ジルベール・サラシャによる抜萃)】
第一章 フェリーニによる映画論=筆録および談話
{映画をつくるとはどういうことか/監督即芸人/影響/仕事の配分/詩神ジュリエッタ/俳優/作曲家/プロデューサーについて/ぼくの好きな映画/道徳/批評/キリスト教的であること/スキャンダル/真実遊び/再構成したインタビュー}
第二章 フェリーニの主要作品=コンテ抜萃およびテーマ
{『奇蹟』シノプシス/『奇蹟』/『道』/『崖』/『カリビアの夜』/『甘い生活』/『8 1/8』/『マリアーノの自由な女たち』(案)
第三章 批評家によるフェリーニ論
フェリーニの神話(ジュヌヴィエーヴ・アジェル)
宇宙像と形而上学的本能(ドミニック・オービエ)
ネオ・レアリズムの彼方に(アンドレ・バザン)
劇的構成(アンドレ・バザン)
みごとな曖昧さ(アンドレ・バザン)
現実以上の何ものか(アルマン・J・コーリエ)
現実をして語らしめるかわりに(マルセル・マルタン)
自己破壊の勇気(レンツォ・レンツィ)
象徴主義の限界(アンジェロ・ソルミ)
自己の開眼(ジャン・ルイ・タルネイ)
寸感集(ロベール・ブネイユン ほか)
第四章 フェリーニを語る
着想を神聖視すること(ドミニック・ドゥルーシュ)
スタジオにて(トゥリオ・ケズィヒ)
フェリーニとムーニエ(イヴ・レール)
実験(オテロ・マルテリ)
魔法使いのように(マルチェロ・マストロヤンニ)
批判的レアリズム(アルベルト・モラヴィア)
フェリーニについて(G・サラシャに語る)(フランソワ・ペリエ)
仕事ぶり(トゥリオ・ピネリ)
俳優の選択(レンツォ・レンツィ)
活動的な夢想家(ロベルト・ロッセリーニ)
第五章 作品年表
フェデリコ・フェリーニについて(小川徹)
訳者あとがき