1972年　四六判　P333　帯少汚れ、背少ヤケ　函背ヤケ大、角少イタミ　本体天地小口少ヤケ、少汚れ　表遊び紙少シミ汚れ　巻頭序文ページ時代シミ

“東洋の雅《香道》
―かぐわしき匂いの世界への招待―”（帯文）

目次：
序

【序章　匂いとは何か】
一　匂いの科学
二　匂いの芸術
三　東洋と西洋
香道と茶・花道

【第一章　匂いの神話】
一　ガンダルバの神と尋香城
二　香酔山と香象
三　アミリタとソーマ
四　旧約聖書と法華経
五　ソロモン王とシバの女王
六　ソロモン王とシバの女王
七　光源氏と薫の君

【第二章　香と香水】
一　キャラと沈香
二　旃檀は双葉より芳ばし
三　香花・香草・香果
四　抹香・丸香・線香
五　醍醐と蘇合香
六　麝香と竜涎香
七　シベットとカストレウム
八　フランス香水の秘密

【第三章　東洋の知恵】
一　八百鼻功徳
二　 六根清浄
三　三十二相と八十種好
四　楊枝の五種功徳
五　塗香の十種功徳
六　洒水・灌頂・五香水
七　香湯・喫茶・香煎
八　香囊・誰が袖・香枕
九　薫物の発達
十　心ときめきするものは
十一　香道の成立

【第四章　日本の香の歴史】
一　太子・蘭奢待・紅塵
二　香の銘
三　供香から空薫へ
四　薫物の競技
五　香の競技
六　香道の歴史
七　六国・五味・六歌仙

【第五章　香道の作法】
一　香道具のいろいろ
二　香の聞き方
三　香の会の作法
四　組香という競技
五　御家流組香三十種
六　十炷香
七　源氏香
八　宇治山香・おだまき香・花月香
九　盤立物と炷継香

【第六章　匂いと人生】
一　はじめて香の会に出る人に
二　香道の現状と将来性
三　動物と人間
四　嗜好と風味
五　自然と人生
六　人格と薫習
七　香禅一味

あとがき