1975年 A5判 P230 表紙少スレ、少汚れ、天地小口少汚れ 末尾ページ剥がし跡
全230ページのうち特集104ページ。
目次:
【ものぐさ精神分析】詩人のなりそこね(岸田秀)
【街を歩く】毎朝私は麻理に手を振って…(鈴木志郎康)
【連載】まざあ・ぐうす(訳:谷川俊太郎 絵:和田誠 解説:平野敬一)
【詩】
ひとり幻影の壁にもたれて(清水昶)
唄(天野忠)
曲馬(粕谷栄市)
ガイドになれない/鍵(川田絢音)
驟雨のように(郷原宏)
痛みの季節に(諏訪優)
【組詩】花鳥(財部鳥子)
【短篇】水面のかげ(鈴木志郎康)
【エッセイ】
歌謡曲論 四面、楚のリズム(平岡正明)
異説英雄伝 ナポレオン考(池内紀)
●特集 亡命者の文学 二十世紀の黙示録●
【エッセイ】
雄々しく哀しい亡命(内村剛介)
エミグラント断想(中蘭英助)
なにもない空(黒井千次)
【評論】
ソルジェニーツイン 亡命をめぐる私的な覚書(木村浩)
ウェイドレ ロシア革命と亡命文学(川端香男里)
ロープシン 詩人としての(工藤正広)
ナボコフ 遠い北国―亡命作家としての(富士川義之)
ジョイス ターラへゆく道―その亡命(大沢正佳)
【評論】
ブレヒト/マン 中庸とディアレクティク(岩淵達治)
ゴンプロヴィッチ その周辺(工藤幸雄)
ジョイス そのエクソダス(川口喬一)
イヨネスコ/ベケット 《新しい演劇》の作家たち(利光哲夫)
ル・クレジオ 文明からの逃亡(高山鉄男)
【作品】
苦渋の三段論法抄(シオラン 訳:出口裕弘)
亡命の詩(ザックス 訳:飯吉光夫)
八つのドラマ(ドブジンスキー 訳:高村智)
【共同討議】演劇空間の現在(中村雄二郎、高橋康也、渡辺保)
【生きる歓び】フェート・ギャラントもどき(岡田隆彦)
【見えない博物館】絵について(池澤夏樹)
【ユリイカ詩書評】吉本隆明 詩的乾坤(菅谷規矩雄)
【連載】
印象(粟津則雄)
詩に就て X (吉田健一)
【解放区】(清水昶)
【わ発見せり】一本の草(中上健次)