1973年10月号 B5判 P114 全体に経年によるヤケ、角少イタミ 表紙汚れ、少イタミ
目次:
【評論】
宮本武蔵(桶谷秀昭)
毒薬は救世主《メシア》の思想か 篠田正浩〈化石の森>(飯島耕一)
ドゴールのフェラチオ ジンネマン〈ジャッカルの日〉(実相寺昭雄)
ユダの方程式 ペキンバ〈ビリー・ザ・キッド〉・伊藤俊也〈さそり・けもの部屋〉(真崎守)
【特集1 日本映画ものみな劃一主義への危機】
1 映画「人間革命」にみる創価学会の思想への疑問(荒瀬豊)
2 武智鉄二は自民党から参議院立候補していいのか(斉藤正治)
3 創造社やぶれたり、男大島渚の生きる道?
4 石原慎太郎映画「化石の森」における若者の理解の仕方
憎悪と救い(沢よし恵)/「化石の森」に血の号泣を聞いた(賀来恋慕)
5 批評家が頭をかしげた「山口組三代目」の高倉健に意外な支持
暴力の育て方と肉体的映像(内田栄一)/健さんの映画になっていた(川田功)
【特集2 女の性と情熱はあくまで美しいか レディ・カロライン女×男論争】
詩人バイロンに捨てられた女(田中美代子)
うわさのあの子(鈴木いづみ)
カロラインのなかの私・私のなかのカロライン(中川梨絵)
奔放な女はマジメ男にとって何か 〈レディ・カロライン〉のあたえた苦痛
女は“思い出”の勲章のために開く 〈金井克子路線と鶴田浩二路線〉(須藤久)
女性不信と女性憧憬 〈タンパクでもいい、愛とは晩メシのおかずを考えること〉(小沼勝)
デヴィド・リーンとロバート・ボルトをつなぐ耐忍の思想(小川徹)
【日活ポル ノ裁判・第2回公判詳報】
【グラビア】
ミュンヘンオリンピック〈時よとまれ きみは美しい〉競作8人の映画/監督を採点する(田中登)/Cinema Eroticism 日活ポルノ
フィリップ・マーローの復活〈ロング・グッドバイ〉(内藤誠)
ロング・グッドバイとロイ・ビーン〈洋画時師〉(押川義行)
田岡一雄は寅さんなのだ 〈山口組三代目〉ほか〈邦画時評〉(遠井啓一郎
総ざらい現代劇作家論 〈劇画時評〉(菊地浅次郎)
今日の東京で御婦人が恋に狂おうと 〈映画音楽〉(真鍋理一郎)
四十男うようよオサワリの手を出す 〈ピンク映画〉(小田克也)
【ロマンポルノ 女流批評 連載】
誰かピザパイ奢ってよ! 〈やくざ観音・情女仁義・真夜中の妖精・必殺色仕掛け〉(北川れい子)
小沢さんへ悪意をこめて 〈夜の禁猟区〉(伊藤杏里)
せめて“行く行く”と悶える水中花 〈夜の禁猟区・色情旅行・香港慕情〉(花市紋女)
人生芝居のなかでは愛の雨が降る 〈愛に濡れたわたし〉(岸田理生)