1971年4月号 B5判 P130 全体に経年によるヤケ 表紙少イタミ、汚れ
目次:
【特集 新女優論】
女の背後の暗闇との関りあい(鈴木忠志)
ぼくの犀の志向(佐藤信)
吉田喜重(インタビュー) 映画女優・この虚構の思想 〈告白的女優論〉の意図
〈お世話〉少女と肉体論者(唐十郎)
肉体の言葉(中嶋夏)
【吸血鬼は現代に生きる 映画〈血の唇〉による幻想】
日本吸血鬼の再訪(宮田 雪)
吸血鬼は 人糞を嫌うか(田中陽造)
【特集 パターン化したやくざ映画批評の壁を破るために】
(1)やくざ映画の性的分析論<日本侠客伝昇り竜(石堂淑朗)
(2)不運な若者はやくざになる権利がある〈血染の代紋〉(須藤久)
(3)現代やくざ映画論 〈総長賭博〉〈昇り竜〉〈いのち札〉(小川徹)
(4)暴力のダイナミズムと心情の緊張の復活(長田紀生)
(5)ヤクザに惚れた女の生死 〈死んで貰います〉〈昇り竜〉(加恵雅子)
【特集 反スタ映画“告白”(チェコ ’51 粛清事件)はいかなる選択をせまるか】
放埒な情況告発では足りぬ(内村剛介)
吹雪に消えた元義勇兵 ―語られざる告白(宮原安春)
原点としてのスターリニズムという逆説 コスタ・ガブラス〈告白〉(岡庭昇)
【批評 わが愛は消え去りて、(フランク・ペリー)の崩壊感】
裸と壁 〈わが愛は消え去りて〉〈告白〉(秋山駿)
気の毒なアメリカ人(飯島耕一)
アメリカの幻想(佐竹茂)
贋作シリーズ3 贋作“極道”(佐藤静子)
カルロ・リッツァーニ論・「山いぬ」と「山猫」の間(斎藤竜鳳)
お久しぶり男性派巨匠 H. Hawks の西部劇《リオ・ロボ》(長谷部安春)
鼻緒の切れた女 ―心情的映画論 ―斉藤耕一〈内海の輪〉(高沢瑛一)
青春のパズル(新番洋画評)(押川義行)
スペシャリスト批評登場
MUSIC(真鍋理一郎)/ART(木村威夫)
穴ぼこのむこうに星が見える(高りょう)
ピンク映画評(菊池仁、斉田政則、高りょう)
【シナリオ】
流れ者(監督・脚本:クロード・ルルーシュ)
リオ・ロボ(監督:ハワード・フォークス 脚本:リー・ブラケット)