1971年1月号 B5判 P128 全体に経年によるヤケ 表紙少イタミ、汚れ
目次:
【特集 26年目の特攻】
(1)〈最後の特攻隊〉について
ストイシズムの栄光と錯誤(磯田光一)
兵ハ国ノ大事也 〈最後の特攻隊〉〈トラ・トラ・トラ〉(村上一郎)
(2)山村工作隊の闇への告発はいかに可能か 黒木和雄〈日本の悪霊〉について
決着はどのように可能か(岡庭昇)
酷似の哲学(清水邦夫)
悪霊と森と人のひしめくところ(飯島耕一)
山村工作隊に愛情を 真実は求めて得られるか(佐竹茂)
インタビュー 挫折者と終末観 《修羅》をめぐって(松本俊夫)
【洋画特集 もしあなたが廃馬だったら 〈ひとりぼっちの青春〉
(1)Help me, Please(黒井千次)
(2)女は疲れてはなりません(中嶋夏)
(3)土と自然では人は救われない 〈実演〉と〈ひとりぼっちの青春〉(片岡啓治)
(4)マラソンダンスの思想(小川徹)
ルポ時評 警告後ピンク映画はどうなってる(仙波輝之)
【シナリオ】サルトル激讃の実存主義元祖の原作 ひとりぼちの青春 THEY SHOT HORSES DON'T THEY?(監督:シドニー・ポラック 脚本:ジェームス・ポー、ロバート・E・トンプソン)
【インタビュー】羽仁進 セックス映画と子供の世界
【’71 新ライバル列伝 匿名●撫で切り批評】
【小特集 女と敵と味方】
強姦の美学(堤玲子)/男よ廃馬を撃つな(加恵雅子)/〈女の敵〉映画論(高りよう)
(1)やくざは人間形成か 深作欣二と佐藤純弥
(2)ペーソスは肉体の外か内か 山本晋也と渡辺護
(3)アウト・ドロップ 至上主義と訣別せよ 大島渚と若松孝二
(4)状況突破の思想の代替物か マキノ雅弘と山下耕作
(5)Uターンの兆しは可能か 中島貞夫と森崎東
(6)少女趣味の猥褻さとマゾの構造 新藤孝衛と向井寛
(7)大陸派には母も故郷もない
(8)どちらが狂気か彷徨う二人 金井勝と奥村昭夫
(9)君たちはエロと政治に不感症だ 西村潔と森谷司郎
(10)暴力派最前線は死守できるか 小沢啓一と降旗康男
(11)仔犬の運命について 前田陽一と和田嘉訓
マクラグレンとペキンパ 行為と空間と情念の象徴(渡辺武信)
スペシャリスト再び登場
MUSIC(真鍋理一郎)
ART(木村威夫)
CAMERA(多沢八郎)
ピンク映画(斉田政則)
エッセイ 帰ってきて一週間(斎藤竜鳳)
流行歌の人間学〈北島三郎〉(佐藤静子)
TV時評(菊地仁)
小劇場時評〈ハマナス少女戦争〉〈劇的なるものについてII〉(瓜生良介)