1968年10月号 B5判 P118 全体に経年によるヤケ、上角折れ跡 表紙汚れ、少イタミ
目次:
【ドキュメント特集】鈴木清順問題共闘会議はこれでいいのか (附)大島渚における人間の研究(小川徹)
【特集】あなたはどれ? 映画における日本人タイプの新考察
1 明治百年型 戦中の三つの道 ―職分への忠実と大衆の乖離(井頭宜満)
2 戦無派 エスタブリッシュメントよ、さようなら(仙波輝之)
3 新教祖 座頭市の敵は座頭市だ(関根弘)
4 関西人間 オオサカ女の具体的イメージをみよ!(富岡多恵子)
5 女スペシャリスト ミニスカートの下に何が隠せる?(矢島翠)
6 反体制やくざ インテリはなぜヤクザ映画を愛する?(片岡啓治)
7 犯罪人間 女賊黒蜥蜴の女心をつかむ法(種村季弘)
【座談会】三島由紀夫と吉本隆明 ―分析と討論(出席者:磯田光一、桶谷秀昭、松田政男、小川徹)
今村昌平と《神々の深き欲望》 ―功利的な神とメリハリなき人間(インタビュー:松波重夫)
パゾリーニと《アポロンの地獄》 ―エディプスは現代にどう生きるか(米川良夫)
【グラビア特集】海を渡った監督たち
吉田喜重《さらば夏の光》・ 今村昌平《神々の深き欲望》・磯見忠彦《東シナ海》・黒木和雄《キューバ!》・《黒衣の花嫁》の5つの殺人・大島渚《新宿泥棒日記》
谷川の昼寝(新藤兼人)
東照宮でみつけた長春好みの美女(武智鉄二)
青い眼の銀藤次 アクション映画への誘惑(鈴木清順)
失語症の時代に(大島渚)
【新作洋画批評】無事無難な馴れ合い映画(押川義行)
【連載】
長篇口マン(10) 人間洗濯(斎藤竜鳳)
偽善への自由(1) 八月、偽善は頂点に達する(岡本博)
テレビドラマ雑感(6) 「浦生氏郷と名古屋山三」(大橋恭彦)
松田政男「日本ゲリラ時代」評を駁する(森崎東)
【シナリオ】
地平線 オリジナル作品(新藤兼人)
日本ゲリラ時代(脚本:森崎東 監督:渡辺祐介)