1992年 本体20.0×20.0 P118、69 筒函少汚れ、僅イタミ、端少ヤケ 分冊1(図版)表紙僅汚れ、背少ヤケ 小口僅シミ汚れ 別紙「ごあいさつ」付
1992年にセゾン美術館で開催された展覧会の図録。
“1875年、帝政ロシア支配下のリトアニアに生まれたチュルリョーニスは、はじめ音楽家を志したのち絵画に目覚め、35歳という短い生涯のなかで才能を燃やしました。自然、ひいては宇宙と人間が織り成す壮大な調和を追究した彼の作品は、フランスのオディロン・ルドンらに代表される世紀末象徴主義の系統に属するといわれています。
その独特な幻想と神秘に満ちた創造世界は、海を越えて私たちの心に静かな感動を呼び起こすことでしょう。”(展覧会チラシより)
分冊1では主要絵画作品60点、絵葉書10点、版画14点、インク・ドローイング34点、スケッチ・下絵33点、その他(楽譜・手紙ほか)14点、の計165点をカラーおよびモノクロ図版で紹介。
分冊2は生涯や作品などの解説を収録。
目次:
【分冊I】
あいさつ|Preface
あいさつ|Message
序文(森口陽)
Foreword(Akira Moriguchi)
図版|Plates
主要絵画|Major Paintings
絵葉書|Postcards
版画|Prints
インク・ドローイング|Ink Drawings
スケッチ/下絵|Sketches
その他|Miscellaneous
出品作品リスト|List of the Works in the Exhibition
【分冊II】
チュルリョーニスとリトアニア文化 ―ヨーロッパの「辺境」からやってきた幻視者(沼野充義)
チュルリョーニスの生涯(ニヨレ・アドマヴィチェーネ)
チュルリョーニスの作品(ラサ・アンドリュシーテ)
チュルリョーニスの遺産がたどった運命(ミルダ・クリカウスキェーネ)
チュルリョーニスの音楽(ヴィタウタス・ランズベルギス)
関連年表
展覧会歴|Chronology of Exhibitions
主要参考文献|Selected Bibliography