資生堂という文化装置 1872―1945 和田博文 岩波書店

2011年 A5判 P443+索引・年表P49 帯・カバー端僅イタミ

↓詳細は下記の画像および説明文をご参照ください。↓

販売価格

0円(税込)

●12月中の発送につきまして●
年末に向けて郵便局の休日窓口および集荷サービスがたいへん混雑するため、12月中は土日の発送業務を中止、平日のみ発送させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

売り切れました

美術・建築・デザイン工芸・民芸・商業デザイン

文化・風俗・サブカルチャー文化・風俗



2011年 A5判 P443+索引・年表P49 帯・カバー端僅イタミ

“モダン都市の女性文化を映し出す!
モード・ファッション・化粧・髪型から商業デザイン・美術・食文化まで”(帯文)

“西洋的な都市景観が出現した東京銀座で、洋風調剤薬局として創業した資生堂は、モダン文化の核となる。そして関東大震災からの復興後は、パリのイメージを背景に、モード・ファッション・化粧・髪型から、商業デザイン・美術・食文化まで、一層幅広い都市文化を発信してゆく。「大東亜戦争」によって、その役割を終えるまでを、豊富な資料と図版で解き明かす決定版。 ”(カバー袖紹介文)

目次:
【プロローグ 文化装置の誕生― 関東大震災以前】
1 一九世紀後半〜二〇世紀初頭 ―洋風調剤薬局とソーダ・ファウンテン
2 福原信三のニューヨーク留学→パリ遊学
3 銀座情緒への愛情 ―資生堂化粧品部の「銀座」と文化人
4 三科(美容科·美髪科・子供服科)設置と、母子の雑誌『オヒサマ』
5 関東大震災が銀座の歴史的記憶を切断する

【第一章 一九二〇年代の都市文化と『資生堂月報』 1924-1931】
1 復興に向かう消費の都市空間
2 銀座資生堂新館の化粧品部/高級飲料部/ギャラリー
3 『流行グラフ』と美術家 ―田中良・杉浦非水・蕗谷虹児
4 PR誌ではない、読む雑誌/見る雑誌へ
5 パリ・イメージの発信 ―川路柳虹·岩田豊雄·西條八十
6 身体を装う=「私」という物語の構成
7 洋装のモード ―洋服姿の多さに驚いたバリ帰りの石井柏亭
8 和装のモード ―銘仙・塗り下駄でパリを歩いた林芙美子
9 髪型のモード ―耳隠しへの距離感を書いた芥川龍之介
10 装身のモード ―靴/手袋/バッグ/帽子/パラソル
11 香水物語 ―コティの「パリ」、資生堂の「銀座」
12 家庭婦人の教養・審美眼·趣味 ―『御婦人手帳』のイデオロギー
13 男性も整容に化粧品が欠かせない?
14 都市文化のモンタージュ ―「窓外の化粧」を描いた古賀春江
15 世界恐慌→国産品愛用運動と『資生堂月報』廃刊

【第二章 モダンガールと職業婦人 ―資生堂化粧品部】
1 モダンガールは流行語 ―岸田劉生・堀口大学・平塚らいてう
2 断髪という記号表現 ―原阿佐緒は「眼玉くりくり生き人形」?
3 アメリカ帰りのメイ・ウシヤマとハリウッド美容室
4 化粧のモダニズム ―「精神美容」を説いた片岡鉄兵
5 京都の流行誌『エレガント』、美容誌『スマート』
6 資生堂で香水を ―ささきふさの断髪・洋装・化粧品
7 マネキン・ガールの魅力、マネキン倶楽部の争闘
8 女性の社会進出とファッション
9 『ミス・スポーツ』と身体の躍動美
10 女学校の制服と整容講座 ―文化学院学監を務めた与謝野晶子
11 ミス・シセイドーと、駒井玲子の「近代美粧法」

【第三章 アール・ヌーヴォーと商業美術 ―資生堂意匠部】
1 資生堂意匠部と商業美術
2 企業デザイン創出とピアズリ ―矢部季の象徴主義
3 美の伝道師 ―三須裕と美容・美髪・服装
4 フランス文化の香り ―川島理一郎の「巴里通信」
5 意匠部長の発信 ―高木長葉と日本人の身体性
6 広告写真とフォトモンタージュ ―井深徹の実験室
7 黒白の線のエロティシズム ―山名文夫のカットと写真壁画
8 意匠部スタッフ列伝を唐草模様・ロゴタイプ

【第四章 アートの空間 ―資生堂ギヤラリー】
1 モダン東京の美術館とギャラリー
2 第一次世界大戦前の洋行画家の展覧会
3 ロシア・バレエと舞台美術 ―帝劇で踊ったアンナ・パヴロワ
4 一九二〇年代のパリの風 ―ファッション・装身具・香水
5 資生堂ギャラリー新装と、銀座の回顧展覧会/復興美の展覧会
6 三科形成芸術展覧会と前衛芸術家たち
7 パリの美術家物語 ―川口軌外・佐伯米子・野口彌太郎
8 シュールレアリスムの一五年 ―福澤一郎を親として
9 オートクチュール・アザレ洋装店 ―山脇敏子の着尺婦人服展覧会

【第五章 銀ブラとグルメの楽しみ ―資生堂パーラー】
1 震災後の東京の胃袋 ―室生犀星が描いた西洋料理店のコック
2 家庭料理のレシピを提供した『資生堂月報』
3 西洋菓子と飲み物 ―資生堂製菓部・飲料部からの提案
4 一九二〇年代末の銀座グルメマップ ―「東京名物食べある記」
5 資生堂パーラーを流れる空気 ―パリの香りを愛した安藤更生
6 個人の味覚を反映させたグルメ本 ―松崎天民の『東京食べある記』
7 一九三○年代の銀座グルメマップ ―『大東京うまいもの食べある記』
8 ハイセンスな資生堂パーラーで ―新居格・新田潤・阿部知二

【第六章 一九三○年代の都市文化と『資生堂グラフ』『花椿』1933―1940】
1 流行は銀座の街頭から ―パリへの憧憬を描いた美川きよ
2 洋装の美も、和装の美も
3 女性の「ファッション」誌、男性の『洋裝』誌
4 近代紳士としての整容の提案
5 資生堂美容室と結髪・美顔・マニキュア
6 身体都市文化 ―堀野正雄のレンズが捉えた女性美
7 服飾美をめぐる闘争 ―ヨーロッパ帰りの田中千代
8 パリのモード力、アメリカの経済力
9 「外地」への進出と、顧客のネットワーク
10 映画/女優/化粧 ―式場隆三郎・東郷青児・岩田専太郎
11 『スタイル』を『ヴォーグ』のように ―宇野千代・岡本かの子・吉屋信子
12 バウハウスと合理の美 ―山脇巖・山脇道子・大野玉枝
13 ニューヨークで学んだ小幡恵津子の後退戦
14 日中戦争下のモード誌 ―『流行新相』『銀鐘』『きもの』
15 漫画の文法 ―風俗・時局・世相をずらす横山隆一

【エピローグ 文化装置の崩壊 ―日中戦争以後】
1 日中戦争後の銀座と、「花椿」に忍び寄る戦時色
2 訓練地・「外地」から届く図像と言葉
3 国策と銃後の「限界的化粧」 ―原料不足と代用品
4 花椿会の物資愛護廃品回収運動
5 「大東亜戦争」と文化装置の消滅

あとがき
関連年表
人名索引
販売価格

0円(税込)

●12月中の発送につきまして●
年末に向けて郵便局の休日窓口および集荷サービスがたいへん混雑するため、12月中は土日の発送業務を中止、平日のみ発送させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

売り切れました

※郵便料金の改定にともない、2024年10月1日から「レターパックプラス」および「定形外郵便」の送料を値上げいたします。(クリックポスト、ゆうパックは変更なし)

⇒[当店ブログ記事:一部送料改訂のお知らせ(2024.10.1)]

この商品について問い合わせる
この商品を友達に教える
買い物を続ける

Members

Cart

» カートの中身を見る

検索


海外文学

小説評論・エッセイ

国内文学

小説評論・エッセイ詩・短歌・俳句文芸誌古典文学(近世以前)

美術/建築/デザイン

評論・美術史・図像学絵画・写真・オブジェほか建築工芸・民芸・商業デザイン演劇・舞踏・映像芸術美術雑誌

人文/社会科学

思想・哲学・社会学宗教・民間信仰言語学・メディア論歴史民俗学・文化人類学・考古学

自然科学

自然科学史学術書・実用書読み物・エッセイ図鑑・事典

文化/風俗/サブカルチャー

文化・風俗芸能・音楽呪術・占術・オカルトサイエンス

暮らし・趣味の本

手芸暮しの手帖スポーツ・武術

児童書

戦前の絵本・児童書戦後〜1960年代の絵本1970年代〜現代の絵本児童書籍児童画集・児童文学論洋書絵本・外国語絵本

幻想/綺想/怪奇/シュルレアリスム/前衛・・・

国内シュルレアリスム海外

博物・本草・錬金術・魔術・記号術
妖怪・幻獣・神話・伝承
江戸の文化・風俗


その他

全集・セット本

文庫・新書・選書

雑誌・ムック本

展覧会図録

facebook

Mail Magazine

Feeds

RSS - ATOM