ナンセンスの機械 ブルーノ・ムナーリ 訳:窪田富男 筑摩書房

1979年 B5判 ソフトカバー P73 表紙ヤケ、スレ、少イタミ、シミ汚れ 小口からページ端にかけてヤケ、汚れ 末尾目録ページ端僅シミ汚れ

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1979年 B5判 ソフトカバー P73 表紙ヤケ、スレ、少イタミ、シミ汚れ 小口からページ端にかけてヤケ、汚れ 末尾目録ページ端僅シミ汚れ

「疲れた亀のためにトカゲを使ったモーター」、「食いしんぼうの蚊をくやしがらせる機械」、「怠けものの犬の尾をふらせる機械」、「雨を利用してシャックリを音楽的にする機械」などなど、タイトル通り、ブルーノ・ムナーリが日用品や動物などを組み合わせることで考案した無意味・無用な装置のアイデアをイラスト付きで紹介・解説する。

“アメリカでは小型の電気モーターを使った消しゴムが売られている。この発明のおかげで、人間はエネルギーの節約ができるようになり、この節約分を一年たくわえると、八メートルの高さまで跳び上がることができるという。
ノート:この発明は正真正銘の事実であるが、人間が空高く跳び上がれるという話は、純粋なファンタジーである。 このファンタジーは一見ばかげてみえる実際の発明と、ムナーリの〈機械〉とのあいだには、密接な関係があることを証明している。この〈機械〉はムナーリが、 1942年に、電動式消しゴムの発明者たちを笑わせる目的で考案したものである。”(裏表紙紹介文)

目次:


ちょっとお耳を
目覚時計をおとなしくさせる機械
蝶の羽ばたきを利用した扇風機
疲れた亀のためにトカゲを使ったモーター
造花をにおわせる機械
食いしんぼうの蚊をくやしがらせる機械
ゆで卵をつくる時の自動時間計測機
留守中でも笛を鳴らすための機械
朝焼け《オーロラ》をはやく見るための装置
怠けものの犬の尾をふらせる機械
シャンパンを瓶の下から取り出す装置
乾燥卵の自動ふりかけ機
雨を利用してシャックリを音楽的にする機械
汽車が出る時にハンカチをふらせる機械

解説

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