1978年　四六判　P233　帯ヤケ、時代シミ、破れ　函スレ　本体元パラヤケ、イタミ、端一部欠損　小口ヤケ、少時代シミ

“「未知との遭遇」を求めて、世界の至高点へと旅立つ8人の選ばれた男女。　―神秘詩人ドーマルが現代への遺言として残したこの 「非ユークリッド的」 SF 登山冒険小説は、驚異と夢想にみちみちたその展開のうちに、人間の 「生きる意味」を追求しようとした真摯な魂の実話でもある。”（帯文）

著者の死によって未完に終わった小説。
巻末に付された妻による「後記」は書かれなかった結末に関する証言を含んでおり、また著者の遺稿の中から発見さえれた「覚書」は、作品に取り掛かる準備段階として、登山をめぐる思索などが断片的に記される。

目次：
序文（A・ロラン・ド・ルネヴィル）

類推の山
　第一章
　第二章
　第三章
　第四章
　第五章

後記（ヴェラ・ドーマル）
覚書

解説（巖谷國士）