イソップ寓話 その伝承と変容 小堀桂一郎 講談社学術文庫

2001年 文庫判 P305 カバー端ごく僅イタミ

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2001年 文庫判 P305 カバー端ごく僅イタミ

“動物に仮託して人間生活の諸相を描いたイソップ寓話。「兎と亀」「蟻ときりぎりす」「牛のまねをする蛙」「狐とぶどう」―西欧はもとより日本においても、これらの話を知らぬ者はいまい。では、イソップその人についてや、イソップ寓話の成立についてはどうか?
古今の文献を駆使してその成立と伝承の歴史をたどり、わが国への伝来とその変容、普及の過程を究明する。”(カバー裏紹介文)

目次:
はじめに

【第一部 西洋世界におけるイソップ ―成立と伝承―】
一 イソップとは何者だったのか
二 古代文学の中のイソップ寓話
三 寓話集の成立
 (1)デメトリウス・パレロスの蒐集
 (2)ファエドルス寓話集
 (3) パプリウス集(付・アヴィアーヌス集)
四 近世印刷本時代のイソップ寓話集
 (1)マクシムス・プラヌーデスとその『イソップ伝』
 (2)シュタインヘーヴェル本『イソップ』の成立
 (3)カクストン本及び現代の標準的版本

【第二部 日本に渡来したイソップ ―変容と普及―】
一 キリシタン版ローマ字本と古活字版仮名草子本
二 『イソポのハブラス』の様式
三 『伊曽保物語』の特色
四 国民的普及の開始

参考文献
あとがき
学術文庫版のためのあとがき
イソップ寓話伝承系統略図
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