昭和61年2刷　四六判　P366　函カバー背ヤケ、端イタミ、角少破れ、天部マジック点　本体セロハンカバー背上端破れ　月報付

“古城から月の荒野へ！
新大陸へ渡ったゴシック・ロマンスの変貌と深化の最初の記念碑的作品！
アメリカ文学のゴシック性を決定したブラウン最高傑作の本邦初登場！”（函カバー紹介文）

“…その、恐怖に満ちた悲劇的な物語によって“アメリカ小説の父”とまで称されるブラウンは、以後のポー、ホーソンから現代に至るアメリカ文学の動向に決定的ともいえる影響を与えたといいうる。
彼の最初の長編小説である本書は、巧みな構成のうちに、信仰篤きウィーランドがついに自らの家族を虐殺するに至る瞑いが故に極めて現代的な作品である。”（函カバー裏紹介文）

目次：
告
第一章〜第二十七章

Ｃ・Ｂ・ブラウンと『ウィーランド』（志村正雄）

月報：推理小説としての『ウィーランド』（八木敏雄）／Ｃ・Ｂ・ブラウンとイギリス・ゴシック小説（小池滋）／イスパノアメリカの幻想文学の流れ　世界幻想文学小史（12）（木村栄一）