昭和50年初版 文庫判 P256 カバースレ、ヤケ、時代シミ 小口からページ端にかけてヤケ、少時代シミ 裏表紙から末尾数ページ上角少折れ跡
“透視や予知、占いや霊視など、恐るべき奇蹟をひき起こす魔法の世界。その神秘な力は、古代から連綿と受けつ
がれ、見えない所で人間の歴史に深い影響を及ぼしてきた。 だが、その方法・技術については、一部の修行者のみが体得しうる秘伝とされ、常人には窺い知ることのできない「隠された」世界であった。
本書では、この隠された部分を、 古代から伝わる 「カバラ」の秘法を根幹に、透視力、サイコメトリー、オーラの三分野にわたって具体的にあきらかにしている。独自の魔法体系をうち出し、爆発的な反響を呼んだ「魔法入門」の著者バトラーが、ふたたび世に問う問題の書。”(カバー袖紹介文)
“本書は『魔法入門』(角川文庫)の著者、W・E・バトラーの新著三冊、すなわち、I『透視力を身につけるには(How to Develop Clairvoyance, 1968)』、II『サイコメトリの行い方 (How to Develop Psychometry, 1971)』、およびIII『オーラの読み方(How to Read the Aura, 1971)』の全訳である。
〈略〉
Iでは「魂の眼」が、事物の隠れた姿を見抜く「透視力」として発揮される局面をえがき、X線透視や千里眼、予知現象や霊を視る力などの原理的考察や、その力の開発法を論じている。
IIでは「サイコメトリ」という、日本ではあまり馴染みはないが、ヨーロッパでは広く行れているオカルト活動について興味ぶかく語っている。それは事物の内なる魂にふくまれる記憶をたどって、その由来を察知する方法であるが、これを読めば、事物には魂はないと信じているわれわれの世界観は大いに動揺を余儀なくされるであろう。
IIIは、人間を成り立たせている肉眼では見えない部分、つまり「オーラ」として発現しているエーテル体やアストラル体などを視る眼の養成法について触れている。”(本書巻末「解説」より)
カバー絵:横尾忠則
目次:
【I 透視力を身につけるには】
1 透視とは何か
2 透視の類型
3 訓練技術
4 霊視
5 おわりに
【II サイコメトリの行い方】
1 物は語りかける
2 心霊的才能について
3 予備的訓練
4 最初の数歩
5 おわりに
【III オーラの読み方】
1 オーラとは何か
2 オーラの構造
3 力の回流
4 感情体―知能体オーラ
5 オーラを視る眼を開発する
解説