昭和52年　文庫判　P94　薄冊　カバー表側袖および見返し・扉ページにセロテープ跡　カバースレ、汚れ、少ヤケ　小口少ヤケ、少汚れ

“三味線を手に越後路を流浪する盲目の旅芸人　―瞽女―　その秘められた美学とは？
休むことを知らず曠野を流れる三味の音に似て、人間の原点の孤独を背負いながら、地獄と浄土の世界を内にさまよい、苦悩、陶酔する女たち。その鮮烈なる赤と、暗く重たい青の絵具に重ねて、鬼才斎藤真一が描く、瞽女　―愛と死の物語。”（帯文）

前半部約60ページにわたる「瞽女物語」では著者自選の絵画作品を全カラー図版で掲載。後半部は文章を収める。

目次：
瞽女物語

瞽女とわたし
瞽女との出会い
瞽女の旅
瞽女屋敷と親方
年落し、離れ瞽女
修業のことなど
日常生活とだしなみ
瞽女の一年
雪国の村人と瞽女

収録作品一覧