1993年 14.2×22.1 P262 表紙スレ、少汚れ、角少折れ跡 小口ヤケ、角シミ汚れ
目次:
【単行本未収録作品集成】
場所の喪失
聖鼠のエントロピー ―トマス・ピンチョンのユーモア
Crazy logy
アリスが髭を剃るとき ―早稲田小劇場東京公演「鏡と甘藍」
マニフェスト(訳:戸谷陽子)
【作品】
樹も血も(三上寛)
【少女感覚・エロス】
寺山修司の少女感覚(萩尾望都)
エロスの戦略(高取英)
【原風景としての東北】
テラヤマ東北(岸田理生)
幽霊はときどき人間の仕草を真似る(和栗由起夫)
【天井桟敷の諸相→海外へ】
インタヴュー そして水源にはポエットがいた(ヘンリク・リプシッツ)
時間の霧の彼方から ―シラーズの寺山修司(アシュルバニパル・バビッラ)
ニューヨークの寺山修司とリチャード・シェクナー(石井達朗)
Who Killed Cock Robin? ―〈奴婢訓〉解題(マリア・マイヤーズ 訳・戸谷陽子)
【記号の反乱】
物語「寺山修司」(渡辺廣士)
【オレステースの悲劇】
アメリカの呪縛としての母性神話(小谷野教)
【俳句・短歌・母地獄】
時の果実 ―季節が君をつれさったあとに(春日井建)
向日葵、種子、帽子……(俵万智)
寺山修司の母なる俳句(夏石番矢)
母殺しの栄光(石井辰彦)
【演劇】
元気、寺山修司(佐藤信)
民俗現象としての天井棧敷 ―被差別者の劇音(堂本正樹)
テラヤマ作業日誌観劇篇(松田政男)
二度性の演劇 ―演劇史の「死後の生」(豊島重之)
寺山修司さんのことと私のこと(平田オリザ)
「私」のかなたへ ―寺山修司とレーモン・ルーセル(谷昌親)
サイボーグまで何マイル?(鴻英良)
寺山修司の墓(内野儀)
All Except You ―言葉としての身体(八角聡仁)
【映像】
遠近法の攪乱(筒井武文)
カーテン、スクリーン、フレーム(佐々木敦)
分断された肉体(北野圭介)
【口絵構成】
カラー図版構成 101匹ワンちゃんの名づけ親(編:穂村弘)
カラー口絵 地球を止めてくれ
図版構成 (生原稿)筆跡鑑定(編・解説:昭和精吾)
【資料】
日本語をめぐる十二のメロドラマ ―評伝・寺山修司(轡田竜蔵、川内次代)
寺山修司全著作目録(編:轡田竜蔵)