1964年12月号 B5判 P118 全体に経年によるヤケ 表紙汚れ、少イタミ、裏表紙下端剥がれ
目次:
【大特集 刺しちがい御免 日本映画作家の肉感的人物論】
黒沢明 完全主義者と国際性(堀川弘通)
豊田四郎 ほほえみのなかの執念(広沢榮)
八木保太郎 インテリを嫌悪するある種のインテリ性(秋元隆太)
堀川弘通 司葉子に涙を出させなかった“人間観察者”(恩地日出夫)
山本薩夫 ヤンチャ精神と生地のよさ(楠田清)
増村保造 イタリア娘にタッテイラレナイと電話された男(井上芳夫)
中平康 総大将の首をとれとドン百姓の俺はいう(井上和男)
舛田利雄 その“征服者”の風貌(河辺和夫)
吉田喜重 青竜刀でぶったぎれという青鬼のような演出ぶり(前田陽一)
深作欣二 一匹狼の求める“本当の仲間”(佐藤純弥)
篠田正浩 カタツムリの硬い殻とやわらかい肉(白石かずこ)
【シナリオ】
チエコ映画祭首席第一賞・モスフイルム一九六三年作品 怒りと響きの戦場
【連載】
「いなかん随筆」わが作品一〇〇本の回想(稲垣浩)
イタリア映画史3(カルロ・リッツァーニ 訳:大久保昭男)
〈記録映画〉オリンピックと首都東京(戸井田道三)
【デビュー作拝見】
和田嘉訓 『自動車泥棒』(佐藤忠男)
河辺和夫 『非行少年』(押川義行)
前田陽一『にっぽん・ぱらだいす』(林玉樹)
中島貞夫 『くノー忍法』(玉井五一)
【欧米映画・新しい刺戟】
「かくゆ長き不在」 現代の不在について(佐々木甚一)
「日曜日には鼠を殺せ」「怒りと響きの戦場」 テロリストと戦争の論理(関根弘)
「ベケット」 映画と演劇の違う感動(木下順二)
「怒りと響きの戦場」 Stalinと戦争指導へのプロテスト(五味川純平)
「パサジェルカ」 ムンクの業蹟(岩渕正嘉)
「四次元の情事」 うまく撮れば非公開フイルムに(藤井重夫)
わが独立プロ史・「人間」撮影日誌 最終回(新藤兼人)
座談会:外国の映画学校の実際
ぼくのシネスケッチ・ブック(やなせ・たかし)
【グラビア】
パサジエルカ・永遠に失れたfilm
甘い汗(文:平林たい子)
眠狂四郎女妖剣・裸虫